マーメイドS 2024 アリスヴェリテおめでとうございます
勝ち時計 1分57秒2
12.1 - 10.9 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.0 - 12.5
前後半58.3ー58.9
京都競馬場の2000mのレコードはアドマイヤコスモスが2011年の大原Sで出した1分56秒8。
大原Sの次の福島記念まで芝で5連勝したがその次の中山金杯で故障し引退。
昨夜の雨が無ければレコード更新の可能性もあったかもしれない馬場状態。
高速適性の差が結果にあらわれました。
1着 〇アリスヴェリテ
アリスヴェリテは前走の2勝クラスを1分57秒8(12.4 - 11.2 - 10.9 - 11.0 - 11.3 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.4 - 12.8)で走っていますが、当時は前半の上り坂まで非常に速いペースで走った。
中距離で11.5秒以下はかなり速いぺースでそれを上り坂まで続けてしまった。
今回は2番手の①や他の馬が自重してくれたのでアリスヴェリテは前回と比べて1000m通過で1.5秒も遅く走れた。
上り坂の前半を11.7秒で走り、上り坂後半で11.4秒とペースアップできたのも前半を楽に走れたおかげ。
斤量が3キロ軽くなったのも助けになったのだろう。
前走よりも失速を抑えて見事に逃げ切った。
直線でも右ムチ入れて左手で内に行かないように操作をして馬場の悪い方に行かないようにしていた。
今回は高速馬場、50キロという斤量、楽逃げ、(道中は内ラチ沿いが良くはなかったのでそれはマイナスだった)という有利な条件が揃っていましたが、馬自身の成長もあります。
前走で+10キロで今回もレース間隔ないのに追い切りして2キロ増。
これは斤量増えてもGⅢで善戦できるんじゃないかな。
永島まなみ騎手のコメント
「前走騎乗していた柴田裕一郎騎手からアドバイスをもらっていましたし、ハンデの50キロもあって、この馬らしい競馬をしようと思っていました。最後の直線では、後ろから来ないでと思いながらでしたが、馬が最後まで頑張ってくれましたし、馬が助けてくれました。
デビューからこれまで、GIをはじめ重賞にも乗せていただき、そうした沢山の経験のおかげで今があるのだと思っています。関係者の皆様をはじめ、支えてくださった多くの方々に感謝しています。まだまだ未熟で結果を出せないことも多くありますが、大舞台で活躍できるように頑張りたいと思います」
気になる馬達からラヴェルとアリスヴェリテを勝ち負け評価で最後まで悩んで〇にしてしまった><
なんか今週は他のレースでも2頭選んだ内のどちらかが勝っているんだけど馬券の買い方が悪くてマイナス><
2着 △エーデルブルーメ
今日は枠の並びからどうやって前に壁を作るかが心配でした。
1コーナーまでに⑫の後ろに付けようとして失敗。
1-2コーナーで大外を壁無しに周らざるを得なくなってしまった。
向こう正面でなんとか⑫の後ろにおさめる事が出来た。
3-4コーナー中間で⑫が失速し外に出して追い込むも逃げ馬に有利すぎて届かず。
1-2コーナーで前に壁を作れていたらもう少し差を詰められただろう。
ただ、道中は外がやや有利だったので通常の馬場よりは不利の度合いは小さかった。
この馬も1分57秒8(0.2秒差3着)の持ち時計あり。
速い時計があれば強いのではなく、速い時計で走る能力がある馬。
鳴尾記念のヨーホーレイクも母母父カーリアンでニジンスキーxプリキロ。
アリスヴェリテは母父コジーンがグレイソヴリン系xプリキロで母母父はボルキロのセクレタリアート持ち。
3着ホールネスも母母母内にプリキロとグレイソヴリン持ち。
この京都開催では活躍馬の母方の下の方にプリキロ持ちが多い。
来週こそ雨で重馬場になりそうだが、この血統傾向は変わらないと思う。
川田将雅騎手のコメント
「勝った人馬をほめるしかありません。結果に関しては、こちらはとても具合良くいい内容で走ってくれました。とてもいい走りをしてくれました」
3着 ホールネス
私がこの馬をほとんど無視していたのは血統が時計勝負にどうかと思ったため。
父ロペドヴェガは重馬場の仏ダービー勝ち馬で今年の不良馬場の仏ダービーも産駒のルックドヴェガが勝っているのを始め重馬場得意な産駒が多い。
そういう馬の産駒は日本での時計勝負には不安があった。
ホールネスの過去のレースからも速い時計もラップもなくとても1分57秒台の決着に対応できるとは思えなかった。
追切時計も3月より地味だった。
レースは好枠を活かして中団後方で⑭の後ろで折り合い、脚を溜めた。
3-4コーナーで外に出して追い込んで3着。
脚の回転は速くなく、消耗戦で残した形。
この馬が3着に入ったのがこのレースの特徴を物語っている。
逃げ馬が勝ったが前有利のレースではなく、2人気含む他の先行馬は11~14着。
このレースはハイペースの消耗戦。
アリスヴェリテは斤量50キロだが良く勝てたと改めて思う。
逃げて自分のペースで走れる優位性の大きさもあるがアリスヴェリテ自身の成長もあるのだろう。
ホールネスもこの時計で走れたのは大きな収穫。
ただ、瞬発力勝負に不安があるのでもう少し前のポジションを取れないと厳しいかもしれない。
西塚洸二騎手のコメント
「馬は力があります。ポテンシャルの高さを見せてくれました。位置取りや乗り方が上手くいかず申し訳なかったです」
結果的に悪い騎乗ではなかったよ。
位置取りは枠の並びや他の馬の動きを考えてもあれ以上は無理でしょう。
むしろ好感をえた騎乗だった。
こんなに常識的な騎乗ができる騎手だったっけ?
あらためて見たら今年の成績大きく向上してるじゃん。
まだ差しには不安があるが先行は良さそう。
4着 ファユエン
大外枠から最後方の位置取り。
しかも微妙に外にはみ出したりもしてた。
4コーナーから大外をまわし上り1位で追い込んだ。
⑥⑯⑧⑭は大外の馬場のいい所を走った恩恵を受けている。
逆に言えば今回内を走ってしまった馬達は力を出し切れなかった。
5着 ◎ラヴェル
内を走らなければいけなかったのが痛かった。
1-2コーナーでは少し折り合いを欠くところも見せた。
4コーナーから直線んで上手く外に出したが最後に失速してしまった。
もう少し外枠だったら外側の列を走れたのにね。
良く粘ったと思う。
坂井瑠星騎手のコメント
「調教の感じより折り合いがつきました。直線でも一瞬2着があるかなというところでした。最後は止まってしまいましたが、改めて能力の高さを感じました」
10着 △コスタボニータ
岩田望来騎手のコメント
「今日はゲートが全てです。ゲートを出ていたらもう少し面白い展開になっていたと思います」
13着 ミッキーゴージャス
今日は斤量と馬場の良くない内を走った事とハイペースの先行。
浜中俊騎手のコメント
「スタートから馬の気分のままに、自然とあのポジションになりました。逃げ馬は斤量も軽かったですし、強いと思っていました。思っていた通りの競馬はできましたが、最後は脚が上がっていましたし、斤量差もあったと思います」
15着 △タガノパッション
外の先頭で風を受けて走り脚を溜められなかった。
前に壁を作れなかったのが敗因。
M.デムーロ騎手のコメント
「この馬は気分で走るところがありますが、きょうは走る気分では無かったようです。右にモタれていました」
16着 ▲ゴールドエクリプス
幸騎手のコメント
「3~4角で手応えがあまりありませんでした。こんなに負ける馬ではないですし、敗因がよく分かりません」
スタートは良くなかったが、今日のレースペースと馬場からはいい位置だった。
それが4コーナーではもうついて行けず。
何となく最初から馬に走る気が無かったようにも見える。
どっか悪いのかな?
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