香港チャンピオンズデイ 予習

馬場はG(普通の良馬場)なら直線は真ん中が有利

2019年までは内ラチ沿いが良かったのですが、2020年以降は内があまり良くないように見える。

シャティン競馬場のAコースのレースを見ていると、GF(乾いた硬い良馬場)では内が有利ですが、G(普通の良馬場)になると内ラチ沿いよりも2列目、直線では馬場の真ん中が良くなります。

道中でもできれば内ラチ沿いよりも2列目が望ましい。

去年の12月のマイルで2番枠のカリフォルニアスパングル(黄色服、赤帽)がわざわざ少し外に出したのも内を避けるためでした。

直線でも馬場の中ほどを選んでいました。

対照的に日本の騎手が乗った2頭は馬場を考えずセオリー通りに内に行ってしまいました。
香港の騎手たちが内を空けていたのには理由があったのに。
直線での日本馬2頭の失速は前半に重い内を走ったためです。

さらに、今週末は雨の可能性もあり、馬場は重くなるかもしれません。
そうなると内はダメダメです。

QEⅡ 2000m GⅠ

当日のレースはスプリント、マイル、QEⅡの順番。

香港からは去年の1,2着馬が出走するし、オーストラリアでGⅠを連勝してきたドバイオナーもいる。
日本馬も簡単には勝てない相手がいる。

去年の1着ロマンティックウォーリアーは母父ストリートクライ、ドバイオナーは父父ストリートクライ。
ウインクスの父としても知られるストリートクライ。
香港、オーストラリアの馬場が合うのでしょう。

評価
勝ち負け
ロマンティックウォーリアー
ドバイオナー

2着候補
プログノーシス
ダノンザキッド

3着候補
マネーキャッチャー
ジェラルディーナ

ロマンティックウォーリアー

去年のQEⅡの勝ち馬で12月の香港カップも完勝。
馬体重が増えて去年の4月よりも強くなっている。
1月にはマイルGⅠでゴールデンシックスティの2着で香港マイルを勝ったカリフォルニアスパングルに先着している。
最高速では日本の馬では敵わないんじゃないかと。
2月の2000mGⅠも2着だが勝ったゴールデンシックスティにアタマ差。
しかもロマンティックウォーリアーは1000m付近まで2列目の先頭(途中からカーインスターが前に入った)でその後ろにゴールデンシックスティにピッタリとマークされていたので不利だった。

4月11日のレース形式の調教でも先行して先行して2着を5馬身突き放した。
非常にいいデキにあると思われる。

トゥールビヨンダイヤモンド
去年2着。
最近は4~6馬身負けているが去年も似たような感じで2着にきた。
ただ、着差は2馬身あったので今年はその間に何頭か入ると思われる。
香港カップも2年続けて5、4着と好走しているように相手なりに走る。

マネーキャッチャー
香港カップは有利な2列目の2番手で3着。
2月の2000mGⅠでは逃げてロマンティックウォーリアーから0.21秒差の3着。
今回の先頭を走ると思われる。
日本馬としてはこの馬に先着しないと馬券にならない。
3着おさえ

ドバイオナー
オーストラリアのレースタイムに騙されてはいけない。
2走前のランヴィエットSはレースの上り3ハロン33.78秒を3番手から抜け出して勝ち。
ラスト400mは約22.5秒。
前走のQESでも重馬場でラスト400m約24秒で完勝。
一頭だけ脚色が違った。
去年のインターナショナルで凡走しているが、あの時とは全く違う。
一昨年の香港カップではラヴズから0.20秒差の4着。
そして今の方が状態良さそう。
重馬場なら勝ちそう。

ダノンザキッド
香港カップは離された2着。
位置取りが後ろで先に動き出した分だけ最後に失速した。
大阪杯のようなレースができればわからない。
大阪杯ではノースザワールドが風よけになってくれて有利な展開。
今回は香港の騎手が乗ってくれるので馬場の良い所を選んでくれるだろうし、できればロマンティックウォーリアーのすぐ後ろを取りたい。
そうすればチャンスある。

ジェラルディーナ
大阪杯は1番枠が不利だった。
直線で進路探しながら脚を余していた。
モーリス産駒でもあるし、ダンチヒのクロスもあるので香港も問題ないだろう。
さらにリファールのクロスもあり、これはダノンザキッドにも共通している。
Cデムーロ騎手が乗ってくれるのも〇
少頭数なので前後差が小さくなるのも良さそう。
あとはペースしだい。
先行して上がりも速い馬がいるので、遅いと当然届かない。

プログノーシス
走り方と血統面でも母にロベルトとマークオブエスティームで重馬場も心配ない。
気難しい馬で気持ちよく走らせる事ができるかどうか。
少頭数は後方待機のこの馬にはプラス。
直線でジェラルディーナと外差しのポジション争いがありそう。
この馬の場合はスローでも届くかもしれない。

チェアマンズスプリントプライズ


評価

勝ち負け
ラッキースワイネス

2着候補
ウェリントン

3着候補
サイトサクセス
アグリ

重馬場でフレーミングリブ


ラッキースワイネス

香港スプリントでは一番人気だったが内枠で直線も進路なく参考外のレース。
その後は問答無用の4連勝。
前走でも前に馬を置けたウェリントンに対してこちらは風除けなし。
距離的にもウェリントンより長く走って勝った。
完勝。
おそらく勝つ。

ウェリントン
このレース2連覇。
香港スプリントも勝ち。
休み明けの2戦は馬体重重かったか。
しかし、前走はいい状態でもラッキースワイニーズに負け。
雨は問題ない。

サイトサクセス
去年は2列目の先頭で直線失速も0.48秒差。
香港スプリントでは先頭を走って2着。
内ラチ沿いを避けていいコース取りだった。
2走前も逃げて2強の3着。
前走もメイダンの直線1200mで惜しい4着。
3着最有力候補

クーリエワンダー
香港スプリント2年続けて3,4着と好走。
体重増えて成績降下なのでよろしくない。

マスターエイト
前走は逃げて2強の3着、斤量で2頭より2キロ軽かったが3着。
位置取りはレースごとに異なる厄介な馬。
基本、内枠で先行、外で差し。

フレーミングリブ
ヨークやドンカスターで勝っているし平坦は悪くない。
スプリントカップでも前半の10秒台が続いたハイペースについていって4着。
能力はある。
しかし、前走のメイダンでサイトサクセスに完敗。
重馬場で挽回の可能性はあるが。

アグリ
高松宮記念は外3列目の先頭を走ってしまった。
さらにその外を走ったウインマーベルがアグリから0.4秒遅れなので勝ち馬から0.6秒は悪くない。
1着馬の見事な風除けをしていた。
その前の阪急杯を評価したい。
マスターエイトかサイトサクセスの後ろで壁を作れたら面白い。
ただ、日本だと人気になってしまうので香港のオッズで買いたい馬。





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