ジャパンカップ 予想
ジャパンカップ
東京競馬場 2400m
前置き
2005年のアルカセットを最後に外国馬の優勝が無いジャパンカップ
過去10年でも2013年と2017年の5着が最高
着差だと2013年のドゥーナデンが0.2秒差、2015年のイラプトが0.3秒差。
2019年には外国からの参戦ゼロ
近年ではウインブライト、リスグラシュー、ノームコア、ラヴズオンリーユーなどの日本馬の香港、豪、米での活躍もあり、『日本の高速東京競馬場で欧州調教馬が勝てるわけないっしょw』という舐め切った空気に満ち溢れている。
確かに今年の日本馬にはサンレイポケット、シャドウディーヴァをはじめ、ジャパンカップの実績馬キセキ、ワグネリアンという強い馬もいて彼らを負かすのは容易ではない。
しかし!この舐め切った空気こそが欧州調教馬への追い風となる。
カモン!ブルーム!オリンピックグローリー!そしてジャパン!!
君らが来れば万馬券確実や!(本音駄々洩れ)
高額配当が欲しいとかそんなんじゃないんだからね!(目はあさっての方に)
過去の人気薄
2015年 2着 7人気 ラストインパクト
ディープインパクトxティンバーカントリー
ダマスカスというアメリカ系のパワーの血
前走は天皇賞秋で0.8秒差12着。
札幌記念と天皇賞春、有馬記念で0.2秒差
天皇賞秋は高速馬場で距離が足りなかったか。
東京2400mは青葉賞でタイム差なしの3着がある。
2014年 3着 6人気 スピルバーグ
ディープインパクトxミスプロ系
母母父サドラーズウェルズ
前走は天皇賞秋1着
ダービーで14着と大敗していて距離を不安視されての6人気
2011年 2着 6人気
2013年 3着 11人気 トーセンジョーダン
ジャングルポケットxノーザンテースト
2011年は天皇賞秋と札幌記念を連勝していた
2013年は凡走続きで
2011年 3着 14人気 ジャガーメイル
ジャングルポケットxサンデーサイレンスxノーザンテースト
前走は天皇賞秋9着でその前は京都大賞典0.2差4着
前年のJCも0.1差4着だった
今年は過去に好走した経験のあるキセキ(2018年2着)、ワグネリアン(2019年3着)、マカヒキ(2019年4着)
ワグネリアン、マカヒキは東京2400mのダービー勝ち
ジャングルポケット産駒で天皇賞秋で好走のサンレイポケット。
これ絶対サンレポケット穴人気しちゃうじゃないですかヤダー!
ポイントの一つに最近2400mを走っていない馬が実は2400mで強かったという盲点。
シャドウディーヴァにとって2400mが長すぎる?本当に長すぎるの?
外国馬
2013年 5着 13人気 ドゥーナデン
Nicobar(アホヌーラ系xエルグランセニュール系)xグレイソヴリン系xバステッド系
前走はなんとメルボルンカップ11着
2011年に香港ヴァーズ、2012年にコックスプレートを勝っており硬い馬場が得意だった。
上り33.6秒で勝ち馬とは0.2秒差だった。
2014年 6着 12人気 アイヴァンホウ
Soldier Hollow(サドラーズウェルズの孫)xSternkoenig(グレイソヴリン系)
母母父ブラッシンググルーム系
凱旋門賞は18着でバイエルン大賞を勝っての参戦。
ドイツ調教馬
グレイソヴリン系というのはトニービンと同じ。
平坦をダラダラ走るのに向いた血統
2015年 6着 6人気 イラプト
6着だけど勝ち馬とは0.3秒差。
ドゥバウィxカーリアン
母母母父がサーアイヴァーというのも日本向き
パリ大賞典勝ち、凱旋門賞5着
翌年のジャパンカップは凡走したがその前のカナダで勝っているので硬い馬場は得意
2017年 5着 10人気 アイダホ
ガリレオxデインヒル
エイダン師のところのガリディン血統
キングジョージ3着、凱旋門賞8着。
タフな馬場が得意な血統で北米でも2回走って人気を裏切っている。
それが1着から1.0秒差の5着で4着のマカヒキとはクビ差というのは覚えておきたい。
レースの上りが35.1秒という展開が味方した。
2005年のアルカセットは2分22秒1でジャパンカップを勝ったがフォワ賞2着サンクルー大賞1着はブルームと同じだね。
サンクルー大賞のタイムも稍重で2分31秒3だし、欧州での速い時計の実績はない。
アルカセットの上り3ハロンが速かったのかもしれないがデータが無くてわからなかった。
血統的にはキングマンボxニニスキで高速適性のある血統。
5着のウィジャボードだって0.2秒差で高速馬場に対応していた。
2006年にはその年9戦目でディープインパクトから0.4秒差の3着。
アメリカでも実績のあった馬で今年のブルームの父母でもある。
今年11戦目でもブルームは人気になりそうだね(ニヤリ)
東京競馬場の馬場
先週の東京スポーツ杯2歳Sの勝ち時計が1分46秒2
個人的な感覚では2018年の勝ち馬のニシノデイジーと今年2着のアサヒがタイムも同じで力も同じ位かなと。
2018年の3勝クラスのマイルが1分32秒5で今年が1分33秒0
2018年の2歳1勝クラスがスローで1分22秒4、今年がハイペース(1000m通過で2.2秒も速い)で1分21秒6
東京は今週も晴天続きなので馬場は2018年より少し遅いくらい、特にゴール前が少し遅い馬場かな。
ペース次第では2400mで2分21~22秒の決着でもおかしくない。
展開予想
逃げ馬がいない。
⑤キセキがスタート良ければ行くだろうがスタートをミスる可能性もあり、『キセキ逃げる』と『キセキ逃げない』の2通りのシナリオを考えるべきか。
最近のレースぶりと調教からは大丈夫だとは思うのだが。
③ブルームは今回のチームバリードイルの作戦にもよるが、出遅れることもあるのでペースメーカーでなければ後方待機もある。
⑦オーソリティもスタート良く走る気にあふれて出るから他に行く馬がいなければ押し出される。
④シャフリヤールもスタートが良いし過去に速い流れを経験しているので前に行く。
ダービーの前半600m35.0秒というのはジャパンカップでは過去10年で最も速かった35.2秒よりも速く、前に出てしまいそうだ。
⑰ワグネリアンもスタートは良いので今回は前だろう。
⑧ウインドジャマ―も前で競馬するよね?距離延長だからって控える?わかんない。
頼むからキセキに絡まないでくれ。
②コントレイルは2019年のワグネリアンみたいな感じで内の好位かな?
⑫サンレイポケットが面白い枠に入った。
あくまで予想だけど、⑫より内側の馬達が前と後ろに分かれるから内の中団がポッカリと空くかもしれない。
1コーナーまでに内に入って②の後あたりに付けれそうな予感。
⑥グランドグローリーも②の後のいい位置が取れそうだ。
先行だろうが差しだろうが過去10年で1,2枠が13回も3着以内に入っているのだから②③④は有利。
キセキとブルームが出遅れたら⑧の動向次第では④か⑦が押し出されるまでありそう。
評価
1着
コントレイル
2着候補
シャフリヤール
サンレイポケット
3着候補
シャドウディーヴァ
グランドグローリー
ブルーム
穴
ワグネリアン
キセキ
ジャパン
印
◎②コントレイル 信じた
〇⑫サンレイポケット 好きだ!
▲④シャフリヤール
ダービーの走りができれば勝ち負けなのだが、あの時よりも今回は前目の位置取りになって逆にコントレイルなどに目標にされるんじゃないかと思っている。
神戸新聞杯は重馬場苦手というだけでなく、スタミナ面での不安も感じた。
△⑥グランドグローリー
いい枠でコントレイルをマークできる位置どりができる。
状態よければ上り33秒台の脚も使える。
勝ってもいいのよ。
△⑤キセキ
普通にスタートを切って他の馬に絡まれなければいいレースを見せてくれる。
3,4着候補。
△⑪シャドウディーヴァ
横山パパが奇をてらった乗り方をしなければ直線でアツくなれる。
次点
③ブルーム
体調良ければ上位に食い込めるかもしれない。
⑱ジャパン
武騎手がこちらを選んだというのは重要
⑰ワグネリアン
この条件は悪くないのだが掲示板までかな?
馬券
単勝②1000
複勝⑫ 500
馬単
1着② 2着⑫④⑥⑪③ 3x500
3連単
1着② 2着⑫④⑥ 3着⑫④⑥⑪③⑤ 15x400
1着⑥③ 2着② 3着⑥③⑫⑱⑤⑪ 10x100
出走予定馬
コントレイル
去年の2着。
菊花賞の疲労があっての2着で我慢ができるいい馬。
58キロという斤量を背負って天皇賞秋でも強さを見せての2着。
東京競馬場の2400mなら上位争い必須。
ベストの状態は休み明けの天皇賞秋だっただろう。
レース間隔が短い点が心配されるが、馬体写真を見る限りでは悪くなっているようには見えない。
写真の日当たりの関係で今回の方が良く見えるぐらいだ。
3着以内は堅そうだ。
シャフリヤール
強い今年の3歳世代のダービー馬は評価すべき。
馬体も春に比べて胴も長くなったし身体の線がシャープに見え、大人になってきた。
問題は前走で不良馬場を走った影響。
ヒザを高く上げないLow-actionなので重馬場は苦手だが、不良馬場を走って走法が崩れることもある。
追切の動きからは問題ないように見える。
高速馬場向きの走りでクッション値の高い良馬場は最高。
ダービーの直線では操縦性の良さも見せた。
道中しっかり溜めれれば勝ち負けできる力はある。
オーソリティ
レースで一生懸命に走ってしまうから2走ボケするのかなと思わせる近走の成績。
前走のアルゼンチン共和国杯を完勝して今回はどうなのかという不安はある。
馬体写真では前走の方が腹回りもしっかりしていたし全体的に肉付きが良かったのだが、今回はスッキリして見える。
これを絞れたととるのか、減っちゃったととるのか。
青葉賞のタイムは優秀なのだが、他の上位馬のその後の成績がよろしくない。
GⅠはタフな有馬記念と天皇賞春で凡走。
得意な東京2400mで改めてGⅠへの挑戦。
足りるかどうか?
掲示板かなー。
ユーバーレーベン
今年のオークス馬
ジャパンカップではオークスで上位だった3歳牝馬が活躍している。
ジェンティルドンナ、デニムアンドルビー、アーモンドアイ、カレンブーケドール、デアリングタクト。
今年の3歳牝馬は強いが、オークス出走馬ではスタミナ自慢が少なかったように思う。
ステラリアはかかってレースにならなかったし。
そんな中でスタミナ豊富なユーバーレーベンが勝ったのは当然といえば当然か。
前走は試走でデムーロ騎手だから無理をしていないので気にしてはいけない。
今回は走るとは思う。
開いては強いが53キロは魅力的。
オーソリティといい勝負か?
アリストテレス
東京2400m向きの血統はしている。
宝塚記念の敗戦は3000m3200mと使い続けた影響。
過去にも同様に例はある。
前走は1000m過ぎから早めにペースアップしてのロングスパート戦でラストが13.0秒に失速する消耗戦になった。
タフな流れが得意なマカヒキが勝つような展開。
そこで2着したのはこの馬のしぶとさ。
力は出せる状態にある。
これまで高速馬場の経験が少ないが、血統から巻き返しが見込める。
再びコントレイルを脅かす姿が見られるかどうか。
サンレイポケット
天皇賞秋4着
適度に荒れた東京最終週の馬場はジャングルポケット産駒には向いている。
去年のアルゼンチン共和国杯も外有利なのに荒れた内を走って0.4秒差。
騎手の影響で能力以下に見られる馬。
天皇賞秋で好走したが、スタミナのあるこの馬は2400mのここでこそだろう。
使っていいタイプなのもプラス。
おそらくサンレイポケット史上最高のデキで出てくる。
あとはひたすら展開が流れてくれることを祈って。
2,3着候補。
シャドウディーヴァ
前走の府中牝馬を鬼脚で快勝。
2400mはオークス以来。
ラヴズオンリーユー、カレンブーケドール、クロノジェネシスという超ハイレベルなオークスで0.5差の6着。
ただ、過去10年でジャパンカップで3着以内に入った古馬牝馬は全てGⅠ勝ち馬。
その点では切ってもいいかもしれない。
しかし、穴派の私は諦めない(だから外すんや)
去年のエリ女は8着だが、展開に泣かされた。
3コーナー手前までは内ラチ沿いで前から4番目、全体では7番目にいたが、3-4コーナーでペースが速くなった時に内ラチ沿いは前の馬が速くならず、外の馬にどんどん前に行かれて4コーナーでは14番目までポジションを下げてしまった。
そこからもそとを進んだ馬が不利なく走れたのに対し、シャドウディーヴァは内で馬群を捌きながらも最後まで頑張っての8着。
可哀想なレースだった。
マーメイドSでも斤量が4~5キロ軽い馬に先着されたが強いところを見せたし、実は2000m以上の方が得意なのではないかという疑惑すらある。
福永騎手は東京の1800mがピッタリというが、果たして。
ウッドでの追切がないのは気になる所。
ジャパン 好位
武騎手に選択権があってこちらを選んだみたいです。
前走はBCターフ4着。
Yibirの勝ちタイム2分25秒90はコースレコード
前後半(1000m)60.17秒-61.81秒
レースは平均ペースで流れて1,2着は後方待機。
3,4着は好位差し。
ジャパンのラスト3ハロンは36.97秒
スタートは良く、日本のスタートにも対応できる。
レースでは4コーナ―で窮屈な場面もあったがそれほど大きな影響はなかった。
最後に上位3頭よりも大きく失速しているように余力は残っていなかった。
長くいい脚を使うタイプだったが古馬になって最後まで足が続かなくなってきた。
名前からは買いたいのだが。
ブルーム 先行/差し(スタート次第)
前走はスタートで遅れた。
キングジョージも出遅れていてスタートミスることがある。
キングジョージはペースメーカーだったので無理やり前に行ったがBCでは後方待機。
BCターフは3-4コーナーをうまく回って直線で先頭に立ったがゴール前でYibirに差された。
上り3ハロンは36.22秒。
ペースが流れて前が止まってくれたので後方待機でも間に合った。
ジャパンカップでも出遅れの可能性があり、ちょっと危険。
父オーストラリアはBCマイルを勝ったオーダーオブオーストラリアも出しているように米芝得意。
母父アクラメイションはスプリンターで日本の馬場もこなすスピードを出せそう。
走り方からもトランポリン馬場をうまく走れそう。
フォワ賞では上り3ハロン33.78秒だし、サンクルー大賞でも重馬場で34.93秒とスピードはある。
BCターフで小回りのコーナーで加速していたのでコーナリングも上手い。
というか、オルティズ騎手がうまかった。
使い詰めをどう考えるか。
グランドグローリー 差し/追い込み
ジャパンカップは欧州の2000mが得意な馬が走ると思う。
欧州で2400mが得意な馬だと東京競馬場ではスピードが足りない。
なので、私はこの馬に注目している。
3走前のヴィシー大賞では稍重で上り3ハロン33.40(10.92-10.85-11.62)
ストライドが大きく跳ぶような走りだが上半身がしっかりしているので重馬場もOK
AudaryaとThundering Nightsに2戦続けて先着しているのも〇
父オリンピックグローリーはロンシャンの1400mGⅠを2勝。
あの下りで東京よりも速い1400mコースで四肢が良く伸びる。
パワーよりではあるが、ストライドが大きく跳ぶような走りは東京競馬場で活きてくるかもしれない。
クロフネ産駒っぽいイメージ。
3着候補
ワグネリアン
大阪杯は馬場だけでなく、冬毛も残っていた辺りは万全ではなかった。
馬体にツヤも見られる今回の方が状態は良い。
前走の富士Sは慣れないマイル戦ながら次走のMCSで好走したダノンザキッド、ダーリントンホールと差のない競馬。
直線では前壁から蟹歩き、前が開いてムチを入れれるようになったのが残り200m地点。
最後の脚はなかなかのモノで次に期待させる。
ただ、1週前追切がないのが…
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