宝塚記念 枠順から展開予想

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展開予想

阪神競馬場の2200mコースはスタート地点が下りでスピードを出しやすい。

Bコースなので最初の約290mが下り坂。

過去の最初の1ハロンを見ても12.2~12.3秒が多く、同じ内回り2000mの大阪杯では12.6~12.8秒が多いのとは明らかに傾向が異なるのがわかる。

宝塚記念はスタートして下り坂で速いペースになりやすい。
稍重の2018年や2020年の方が良馬場で高速決着だった2019年や2021年よりも最初の2-3ハロンが速いのも面白い。
馬場状態にかかわらずスピードが出てしまう事があるのが阪神2200mコース。

去年のエリ女も最初の3ハロンが12.2ー10.7-11.2と速いペースになって後方待機組が上位に入った。

枠の並びから今年の宝塚記念は危険な速いペースになりそうだ。

先行できるオーソリティ、アフリカンゴールドが①,②番枠。
タイトルホルダーが⑥番枠でその2頭に並びかけ、⑧ステイフーリッシュもその後ろ。
そして外から⑪パンサラッサが下り坂で一気に先頭に躍り出る。

パンサラッサの福島記念が参考になる。
福島の2000mもスタートして200mが下り坂。
200~400mに上り坂はあるが400~700m区間も下り坂。
そんなコースでパンサラッサは最初の600mを11.9-10.8ー10.9と自己最速ペースで走った。
パンサラッサは下り坂でスピードに乗るのが大好きなんじゃなかろうか?
おそらく、今回も阪神2200mの最初の下り坂で福島記念なみの速いペースになる可能性が高いと予想する。

⑥タイトルホルダーは2番手に控えることはできるが、有馬記念のように『単独2番手』になりたい馬だ。
内の①②、特に②の出方次第では厳しい2番手になるかもしれない。
⑫ウインマリリン、⑰ギベオンも先行争いに加わるし、④エフフォーリア、⑮ディープボンド、⑯グロリアムンディ、⑱ポタジェなどの好位勢が先行組の後ろに控える。
18頭中11頭が先行好位グループを形成する。
先行勢には非常に厳しいペースになりそうし、これは差し追い込み勢にチャンスが出てきたのではないか?

2018年と2020年を参考にしてみよう。

2018年は内ラチ沿いの好位で溜めていたミッキーロケットとその後ろのノーブルマーズが1,3着。
後方待機から外を通ったワーザーが2着。
先行好位グループの一番後ろにいたヴィヴロスが4コーナー外をまわして4着。
好位から4コーナー出口先頭のサトノダイヤモンドは6着に沈んだ。

内ラチ沿いの好位は④エフフォーリアでその後ろは⑤アイアンバローズ
先行好位グループの一番後ろは⑫アリーヴォ
後方待機から⑭キングオブコージ

2020年は4コーナー出口でラッキーライラックが先頭に出たが失速して6着。
3-4コーナーで外を上がって行ったクロノジェネシスとキセキが1,2着。
その後ろから外を通ってきたモズベッロが3着。
外外外。

⑨マイネルファンロン、⑬アリーヴォ、⑭キングオブコージ、⑱ポタジェ

⑱ポタジェは2020年にこの時期の阪神1勝クラスに勝っている。
2200mのAJCCは3-4コーナーで外に出すタイミングが遅れた。
出したかった時に外をマイネルファンロンとキングオブコージが後ろから走ってきてスペースがなかった。
その後は離されていないので外に出すタイミングがすべてだった。
距離延長や大外枠を嫌われて人気を落とすようならお得か?

速すぎるペースになったら

⑬アリーヴォと⑭キングオブコージの外差し追い込み馬にもチャンスがでてきそうだ。

⑥エフフォーリアの状態しだいでは枠を利して食い込んできそうだ。
先行好位グループの一番後ろの馬をアリーヴォにしたが、⑦デアリングタクトや⑱ポタジェもあり得る。

有馬記念と似た感じの展開で⑮ディープボンドも外枠で前半に無理しなければ。

コース形態と先行勢の多さからパンサラッサは厳しいのではないかと思う。

先行勢ではスタミナ豊富な⑥タイトルホルダーが粘れるか。


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