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七夕賞 気になる馬達

*7月6日*スタッドリー追加しました

福島2000m

右がスタート

福島2000mは最初の600mのペースで前有利か差し有利かがハッキリと出るコース

馬券を予想をするにあたり、最初の600mが速い(良で34.4秒)かどうかのペース予想が重要なカギを握る。
スタートして最初のコーナーまで500mあるが下りが多く結構速いペースになりやすい。

七夕賞過去10年のラップ

前半のペースが速かった年は黄色。
3着以内の馬の1コーナーの位置取りが前目だったのが右のピンク。

ペースが速くない年は前目の馬が有利ですよね。
2020年は重馬場なので自然と時計が遅くなるので最初の600m36.6秒は速くはないが1コーナーの位置取りは16頭中、平均8番手。

では、どういう時に速いペースになるのか?

過去に大逃げ経験のある馬がいる時。
外枠に逃げ候補がいる時。
松若騎手に乗り替わり。
先行馬も多い。

スマート出馬表

スマート出馬表が役に立ちます。
最初の1ハロンのデータを簡単に比較できる。

今回近5走で逃げた経験があるのは結構多い。
フェーングロッテン(12.7)(+松若騎手)
ショウナンマグマ(12.3)
セイウンハーデス(12.3)
バトルボーン(12.4)
シフルマン(12.4)
テーオーソラネル(12.5)

フェーングロッテンがここ3走逃げているが最初の1ハロン12.7~8で遅いんですよね。
前走の鳴尾記念でもスタートではカラテ、マリアエレーネ、アドマイヤハダルより遅い。
幸運なことにその3頭が先頭に立ちたくなかったのでフェーングロッテンが楽に逃げれた。
逃げ争いをしたのは中山金杯くらい。
それでも相手は12番のウインキートスで比較的あっさりと下がってくれた。

つまり、フェーングロッテンは今回初めて逃げ争いで先頭に立てないかもしれないのだ。
松若騎手で立てたとしても予想以上にペースが速くなって失速しそうだ。
そして、今回は逃げない可能性が高い。

今年は差し馬に注目したい。

差す時は外をまわしてきます。
外枠の方が有利に思えますが、2018年の④⑤も2頭して4コーナーで大外を周って1,2着です。
小回りでよくある事なのですが、速いペースで先行勢が失速すると内側に渋滞が起きて内を走る馬が力を出し切れないのです。
そして、余計な距離を走りますが、外を不利なく勢いよく走る馬達が上位に入るのです。
これまでにそういうレースをしてきた馬に注目ですね。
エヒト、カレンルシェルブル、ククナ、サンレイポケット、ヒンドゥタイムズ

七夕賞過去10年 簡単に

七夕賞は過去10年で前走で3着以内だったのが10頭しかいない。
その内4頭は4月の福島2000mで1コーナー10番手以下で差しかマクリ。
今年は前走でなく2走前1着のカレンルシェルブル

鳴尾記念の2頭は先行。
2着のフェーングロッテン

馬体重は460~479がベストで480~519はそこそこ。
斤量の体重比は11.51~12.5%。今年は斤量が最も軽いのが54キロのククナ。
ククナの体重比は11.6%で良さそうだが牝馬。
牝馬は過去10年で10頭走って2着が一頭のみ。
ヒンドゥタイムズで12.4%
スタッドリーが一番低くて10.8%

7月福島2000m良の前走

前走2000mがいい。
函館組がいいけど七夕賞にはいない。
条件戦で活かそう。

評価

勝ち負け
カレンルシェルブル
フェーングロッテン (おそらく逃げない。去年のラジオNikkei賞のようなレースをする)

2着候補
エヒト
セイウンハーデス

3着候補
ヒンドゥタイムズ
ククナ
ガロアクリーク

7月6日追加*スタッドリー*
距離短縮が良くなかったので軽視していましたがよくよく見ると絶好の穴馬に見えてきました。
去年の追切履歴を見ていると好走している時は坂路で強く追っていた。
去年の12月から今年の5月までは坂路軽め。
それが6月に入って坂路で好時計。
そして7月5日のCWでの追切も終い重点で大きく加速している。
これは今回は上昇ムード。
AJCCではエヒトと同斤量で0.4秒差。
今回はスタッドリーが2キロ軽い。
前走メトロポリタンでは内で溜められたグランオフィシエの方が圧倒的に有利だった。
あのレースで一番強いレースをしたのはゼッフィーロ。
スタッドリーは瞬発力はそれほど優れていないので、ラスト600m勝負は向いていない。
レースぶりも好位から中団でやや外をまわすことが多く、今回の展開に向いている。
コース的に関連性のある函館で好走も〇



馬達

フェーングロッテン
福島は得意です。
上半身が強く欧州的な走りをするので上り下りが交互にあってリズムを崩しやすい福島でも問題なく走れる。
内ラチ沿いでもスピードに乗れる器用さもあり小回り歓迎。
最近は逃げて有利な展開にも恵まれ好走続きだが、今回はハナにこだわると速いペースで潰れそうだ。
しかし、去年のラジオNikkei賞のように控えるレースができればここでも勝ち負けできるだろう。
前走で松若騎手が「行きっぷりが弱くなっている」と新たな課題を指摘し、それに対して宮本調教師は「(松若が)『頭に入れて乗ります』と言っている」とコメント。
おそらく控えるだろうし、それができれば勝ち負け。

ヒンドゥタイムズ
ハービンジャーxディープインパクト
トップハンデは実力の証。
2020年も上り2位で4着と好走。
去年も8月に小倉で2着し、夏も〇
前走も大外を追い込んで上り1位。
フェーングロッテンが前走57キロで今回58キロ。
フェーングロッテンに0.5キロ不利になる。
その分だけ順位が下がる可能性がある。
3着候補

エヒト
去年の勝ち馬。
チャレンジカップ、AJCCも好走し今回の追切も似たような感じに来ているので力は出せるでしょう。
サウジは輸送を考えてか追切軽すぎた。
そして距離。
去年は54キロだったのが58キロなのは少し不安だが、57キロでGⅡ2着。
今回は他の有力馬も56~58.5キロだしあまり関係ないか。

カレンルシェルブル
福島民報杯を外差しで勝ち。
追切はCWと坂路兼用だったがこの6月は坂路重視。
4,6月にカレンとして坂路の1,2番時計。
前走は特殊な馬場で参考外。
金杯0.3秒差、白富士S0.2秒差は十分にGⅢ勝ちが期待できる。

ガロアクリーク
一年ぶりのエプソムCは外3列目の先頭になってしまった。
去年は前に馬を置けたから好走できたのに。
追切はまだ去年ほどではないが、3列目先頭だった割に良く粘っていたし最終追切次第で上位の可能性もある。

ククナ
キンカメxディープインパクト
能力的に中途半端で勝ちきれない馬。
エンジンのかかりが遅い方で長い直線でないと力が発揮できない。
その長い直線でも届かないことが多い。
クイーンC、桜花賞、オークスの結果からGⅢを勝てる力はあるのは確か。
溜めて長くいい脚を使うのがこの馬のベストだが、なんとか勝たせようと2走前に2400mで先行した。
勝ちはしたが能力の高さを活かして押し切っただけで前走の2600mでは大きく負けた。
果たして今回石川騎手はどうのるだろうか?
小回り2000mなら先行させた方がいいかもしれない。
しかし、今回はペースが速そうなので外差しをすればハマると思う。

バトルボーン
シルバーステートxジャンポケ
走り方から反発力を活かせる高速馬場の方が良さそう。
前走も大外枠だったが向こう正面ではうまく逃げ馬の後の2番手に落ち着いてうまく壁を作れた。
4連勝だがそこまで強く見えない。

セイウンハーデス
シルバーステートxマンカフェ
4月の阪神2000mをそと3,4列目で風をうけながら勝ってしまった。
強い勝ち方で次の新潟大賞典2着も納得の能力。
前走が不良馬場でダメージが心配だが、追切本数も多く、時計もいい感じで来ている。
想定2番人気かー
でも先行勢の中でもっともタフなのはこの馬。


ホウオウエミーズ
前走のマーメイドSは内で馬群を抜けてきた。
小回りの機動性の良さがこの馬の持ち味。
2走前の福島は外差しを狙ったが、いくら何でも後ろ過ぎてさらにゴール前では前に他の馬がいて思い切り追えなかった。
7月の福島で勝利もありこの時期の馬場も問題ない。
ただ、追切が前走前の方が良く、今回は微妙か。

サンレイポケット
欧州型で福島は合う。
ここ2走の3000m級は距離で参考外。
先行争いが激しくなってペースが速ければこの馬にもチャンスがある。
が、5着前後かなー?





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