宝塚記念 気になる馬達
評価
タイトルホルダーの連対の可能性が非常に高く軸に。
2,3着候補が混戦で多数。
パンサラッサが逃げてタイトルホルダーが追う展開なので去年の有馬記念や今年の大阪杯のような展開になりそう。
4コーナーで10番手以内。
スタミナのある先行馬か持続力に優れた好位差しの馬が有利。
金土日に雨が降らなければ高速馬場。
日曜に雨が降れば重馬場適性重視。
エフフォーリアは調教過程次第。
オーソリティはおそらく調教みても判断できないから買うしかない。
勝ち負け
タイトルホルダー 重◎ 1着固定でもいいかも。
2、3着候補
デアリングタクト 重〇 騎手が最近いまいちだが馬は◎
パンサラッサ 重◎ ゴール前の坂をどうこらえるか。
アリーヴォ 重〇 前走よりも更によさそう。
ウインマリリン 重▲ 展開が向く。
ディープボンド 重▲ 稍重まで。疲労が無ければ
掲示板候補
ヒシイグアス 重△ 雨が降らなければ
キングオブコージ 重〇 条件はピッタリだが位置取り次第。
ポタジェ 重〇 阪神内回りは最高
ステイフーリッシュ 重〇 日本だと決め手に欠く
評価が難しい馬
エフフォーリア 大阪杯は使わなければよかったのに
オーソリティ 蹄の補修後が気になるけど買う。
天皇賞春からのローテで気にしなければいけないのは『疲労度』と『レースペース』
過去10年で天皇賞春で3着以内に入って宝塚記念で3着に入ったのは2016年3着のキタサンブラックだけ。
阪神大賞典→天皇賞春と使って宝塚記念で3着にはいったのはキセキとゴールドシップとオルフェーヴル。
オルフェとゴルシは天皇賞春で負けているのも疲労を残さないと言う点で良かった。
キタサンブラック含めて4頭とも菊花賞馬。
菊花賞はほとんどの馬が中距離から初めての3000mへの挑戦。
スタミナも大事だが、違うレースの質に対応できるかどうかもカギになる。
阪神大賞典→天皇賞春と使うと馬は長距離のペースに慣れてしまう。
その次に1000mの距離短縮しても『へ?もうゴールなの?』状態になる。
そもそも菊花賞馬で4歳に天皇賞春を勝つのは名馬レベルの馬しかいない。
フィエールマン、キタサンブラック、ディープインパクト、ヒシミラクル、マンハッタンカフェ、ビワハヤヒデ、ライスシャワー、メジロマックイーンなどなど
上記8頭の4歳での宝塚記念の成績は3勝2着1回3着1回3未出走。
出れば勝率60%の連対率80%複勝率100%。
それが4歳で天皇賞春を勝った菊花賞馬だ。
タイトルホルダーが連対する可能性は非常に高い。
今年の天皇賞春組からは上位2頭。
タイトルホルダー 逃げ切り勝ち
去年の菊花賞馬。
コーナリング性能に優れていてコーナーが多いほど良い。
1,2番手で競馬するので長距離のペースにとらわれることもない。
操縦性も良いし、同じ騎手で連勝中。
天皇賞春の勝ち方も疲労が残るようなものではなかった。
むしろ今回の方が調子はよさそうだ。
宝塚記念はパンサラッサの2番手でレースして2着以内には入るだろう。
重馬場歓迎
軸馬。
ディープボンド 離された2着
天皇賞春は柔らかい馬場が響いた。
今週は良馬場になりそうなのはプラス。
阪神大賞典→天皇賞春と使った疲労がどうか。
以前より速い脚が使えるようになってはいるがパンサラッサのペースについて行けるかどうかもポイント。
キズナ産駒だし高速馬場をこなせるかもしれない。
京都新聞杯で2200mを2分11秒7で勝っている。
力をつけた今なら2分10秒台でも戦えるかもしれない。
有馬記念の好走も〇
重馬場はそれほどよくない。
大阪杯組は難解
前走大阪杯で3着以内に入ったのは
2017年1着サトノクラウン(大阪杯3番人気6着)
2019年2着キセキ(2人2着)
2020年1着クロノジェネシス(4人2着)
2021年3着レイパパレ(4人1着)
レイパパレ以外の3頭は東京競馬場の2400mGⅠで2,3着の実績あり。
今年の大阪杯組ではエフフォーリアとウインマリリンの2頭が東京2400mGⅠ実績馬
エフフォーリア
大阪杯は1人気9着
ダービー2着
大阪杯の敗因は右トモのコズミだと言われている。
有馬記念のダメージが抜けていないのにレースに出してしまった。
今回も1週前までまだ戻っていない。
ウインマリリン
大阪杯は9人気16着
オークス2着
さすがに前走二けた着順は厳しいが、ようやく状態が上向いてきた。
秋華賞15着→エリ女4着の実績もあるから一変の可能性も捨てきれない。
前走を無視すればオークスでデアリングタクトの2着で非根幹重賞2勝も〇。
重馬場は苦にはしない程度。
今回は栗東滞在で臨むのも良いかも。
ポタジェ
母方にボールドルーラーのクロスがあって高速馬場得意。
去年の秋の成績からいまいち届かないと予想した大阪杯を勝ってしまった。
同じ高速馬場でも東京の最高速勝負よりも阪神内回りの持続力勝負が得意だったという事。
200mの距離延長はプラスにもマイナスにもならない。
好位で競馬できるので掲示板の確率はかなり高いだろう。
3着に入れるかどうか。
重馬場も問題なし。
アリーヴォ
大阪杯は▲で3着。
阪神の内回りで3-4コーナーで加速していくのが得意な馬。
大阪杯は惜しかった。
2200mへの距離延長も重馬場も問題ない。
担当の房野助手のコメント
「(大阪杯は)正直なところ状態が完全ではなかったですね。だから、最後は苦しくなって頭を上げていたし、それに球節をヒネってレース後に左前脚の捻挫も判明しました。鞍上もルメールから急きょの乗り替わり。ただ、(武)豊さんも前回でこの馬の脚を測れたと思うし、今回は前回に比べて明らかに状態もいい。すべてにおいて上積みしかないです」
今回はポタジェを逆転できると思う。
2,3着候補
ヒシイグアス
大阪杯は△で4着。
叩いた今回の方がいい。
距離延長はマイナスだが香港の2000mでラヴズと頭差は大きく評価したい。
この時期の出走は1回だけで不良馬場で凡走。
重馬場によるものだけなのか、暑さも響いたのか気になる。
レーン騎手+ハーツクライ産駒でロマンはある。
罠っぽい気もするが…
キングオブコージ
近親ガイヤースで欧州血統は阪神2200mはピッタリ。
実際に重賞勝ちは2200mと2500mの非根幹距離。
ただ、高速馬場だった場合は後方待機では今回のレース展開では届かない。
重馬場になればパンサラッサもタイトルホルダーがさらに有利になる。
2012年のような『速すぎる』ペースになれば後方待機組にもチャンスは出てくるのだが。
前の2頭が8枠でアフリカンゴールドが1枠だとその可能性も出てくるのだが。
安田翔調教師のコメント
『動きは(20年秋の)骨折前よりいいけど、気持ちにゆとりがない。前走もレース前にエキサイトした。今回はダラッとさせたまま負荷だけ掛けて、今はオフすぎるぐらいだけど、それで持っていきたい』
前走はスタート前に舌縛りが外れて付け直した時に大きく気分を害したともいわれている。
届かないとは思うが気になる馬。
前走ヴィクトリアマイルのミッキークイーンとデアリングタクトが重なる?
2017年の1着ミッキークイーンは前走がヴィクトリアマイル0.5秒差7着でオークス、秋華賞馬。
ジャパンカップは8着だが0.3秒差。
デアリングタクト
ヴィクトリアマイル0.5秒差6着
オークス、秋華賞馬。ついでに桜花賞も。
ジャパンカップは0.2秒差で3着。
前走のヴィクトリアマイルの走りから戻ってきたという感触は得ている。
あとは松山騎手がどうか…
重馬場は問題なしだが位置取りによっては金鯱賞になりかねない。
前走海外好走組はおさえるべき
過去の前走海外遠征組はドバイシーマクラシックの2,3着か香港のQEⅡ1,3着。
いずれも海外で好走していた馬。
ドバイターフからは安田記念に行く馬が多いのだが宝塚記念はあまりいない。
ドバイターフ3着以内馬で次走宝塚記念に出走したのはヴィヴロスだけ。
距離が長いかと思われながらも4着に好走。
アドマイヤムーンはドバイターフ1着から香港QEⅡ3着を挟んで宝塚記念1着。
ドバイターフかシーマクラシックで3着以内に入った馬でその後GⅠで連対していないのはワンアンドオンリー(シーマ3着)、ラストインパクト(3着)、シュヴァルグラン(シーマ2着)、ヴァンドギャルド(ターフ2着)。
4頭しかいない。
ドバイで3着は生半可な馬ではできない。
パンサラッサは距離、オーソリティは右回りに不安があるが軽く扱ってはいけない。
パンサラッサ
ドバイターフは速いペースで逃げて粘り切った。
先行について行った馬達はつぶれ、先行して唯一4着に残ったサフロンビーチは先週のアスコットのマイルGⅡで他の馬より2.2キロ重い斤量を背負って3馬身半差をつける楽勝。
ロードノースも発馬でフードを取れなかった事故が起きなければ勝ち負けだったろう事がラップタイムでわかる。
ヴァンドギャルドは…ミライ君マジックで><
あんなもんじゃないからね!
タイムは優秀、相手も強かったドバイターフで1着は大きく評価したい。
問題は2200mとゴール前の坂。
有馬記念はペースが速すぎた。
1100m通過65.7秒は過去10年で2番目に速いタイム。
一番速かったのは2019年でキレイに先行勢が全滅し上位7頭が道中10番手以降で競馬した馬だった。
中山2500mは前半に5.3mの上り坂があり前半が速いと後半で大きく失速する。
何とか2200mまでは頑張っていたから条件によっては距離は持つと思う。
今回の阪神の2200mは前半の坂が1.9mしかないのは大きなポイントだ。
同じスピードでも坂が少ないのは後半に体力温存できる。
しかし、最後の坂で失速する。
中山記念も前半に坂があるが1800mで何とか我慢できたが最後の坂での失速は大きかった。
ドバイではラスト1ハロンが12.17秒と失速が少なかったのに対して中山では13.5秒だ。
阪神2200mは有馬記念よりも体力温存できるが最後の坂で失速して何頭かに抜かれてしまうと思う。
タイトルホルダーには抜かれるだろう。
後続がどこまで迫れるかどうか。
3着候補。
重馬場大好き。
オーソリティ
ドバイシーマクラシックはスローペースでラスト3ハロン約33.9秒で前で決め手のある馬に有利な展開。
オーソリティとシャフリヤールに最高の展開だった。
2頭の後ろにいたパイルドライバーは前の2頭が邪魔で外に回して伸びたところがゴール。
大外をまわってきた2着に追い込んだユビアーが一番強い競馬をした。
有馬記念と天皇賞春で大敗しているが今回は距離も2200mだしコーナーも4回と得意な東京2400/2500と同じ。
右回りでも弥生賞では手前替えてる。
問題は両前脚の蹄の補修跡。
手前を替えれない時は脚をかばっている感じもする。
馬体は銭型浮いて筋肉の線もハッキリしていて盛り上がりもいいし最高。
見極め難しくて悩む馬。
こういう時は買わないと来るので絶対に買う。
ステイフーリッシュは海外の長距離のレースペースがピッタリとハマった。
日本だといつものステイフーリッシュになってしまう。
ギベオンとアフリカンゴールドが先行馬で展開の利を活かして粘りこむ可能性もある。
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