フローラS 予想

前置き

ダービーとオークスで血統傾向が違うのはご存じだろうか?
牡馬はアメリカ的なスピード血統が有利でサドラーズウェルズの血を持つ馬は好走できない。
牝馬は欧州的なスタミナやパワーがある馬も馬券になる。

フローラSの過去の上位馬を見ても開幕週の軽い馬場の割にはアメリカ血統がそれほど多くなく、2000mは走るスタミナや心肺能力が必要だ。

一番人気の成績が悪いのも東京競馬場だからと軽いスピードを見せたり、上り3ハロンが優秀だった馬が人気になるからだ。
オヌール、スカイグルーヴ、セラピアなど

しかし!
今年のメンバーレベルは高い。
上位人気馬達に例年の軽くて飛びそうなタイプがいない。
今年の3歳は本当に豊作だよ。

血統は筋肉的な血。
馬体重は気にしなくていい。
ダンチヒやキングマンボ系のトモに筋肉がつく血が重要。
筋肉は裏切らない!

写真やパドックで馬体を見れる方はトモの張りと筋肉の盛り上がりに注目でしょうか。

土曜の傾向

新緑賞2300mは1着ハービンジャーxディープインパクト、2着ドゥラメンテxシンボリクリスエス、3着ディープインパクトxデインヒルダンサー

1,3着にダンチヒ。2、3着にキングマンボとその全妹。

馬場が軽いので先行馬も最後までスピードで押し切れる。
差し馬は中途半端なエンジンでは届かない。

展開

逃げるというか押し出されて先頭に立つのは⑤エバーハンティングか⑩ホウオウバニラ

前半のぺースは遅い。
1000m通過は1分1秒か?
おそらくラスト600mの勝負になる。
L3最速からの失速ラップか?
後ろすぎると届かない。

◎⑨ラスール
グランアレグリアのような爆発力はないが先行してしぶとい

〇⑬ルージュスティリア
体型はマイラー。
しかしスローからの長い直線での爆発力はかなりのモノ。
チューリップ賞で大きく出遅れて追走に脚を使っても頑張れていたので2000mも大丈夫だと思う。

▲⑩ホウオウバニラ
先行して粘れる。

△④ストキャスティーク
ダンチヒ持ちは少なくとも1頭は3着に入るだろう。
開幕週だと内もばらけないし外を周ってどこまで

△①ルージュエヴァイユ
デインドリームの血を引く馬にぜひオークスに出走してもらいたいのだが、

△⑧キタサンシュガー
中団の外で競馬できれば。
追切も馬がやる気になっている。

次点

⑤エバーハンティング
血統的には買いたい。

⑭シンシアウィッシュ
8枠は良く馬券になる。
阪神1800ならバニラをとった。

⑮ヴァンルーラー
上に同じ

③パーソナルハイ
桜花賞とフローラSはレースの質が異なる。

馬券

単勝⑨1000
複勝⑩500
ワイド⑨⑬⑩ 3x300
馬単
1着⑨⑬ 2着⑨⑬ 2x500
3連単
1着⑨⑬ 2着⑨⑬ 3着⑩④①⑧ 8x600
1着⑨④⑧ 2着⑨④⑧ 3着④⑧①⑩ 16x100
ワイド⑧⑨ 200

出走予定馬

ラスール
キタサンx(サドラー系xヘイロー系)x(ミスプロ系xバックパサー)
母の3/4兄にドイツの2400mGⅠ2勝のMamool。
Mamoolも足長さんでキタサンとの相性はいいはず。
ラスールも地味で堅実な走りをするので距離長い方がいいと思う。
10月秋の東京開幕週で新馬戦快勝。
クッション値9.4は去年の秋東京で一番高い数字だった。
そこでやや遅いペースからの後半600m勝負で勝った。
走り方からは爆発力よりも長くいい脚を使う感じ。
Cルメ騎手が『グランアレグリア』を引き合いに出したのがイメージを狂わせていると思う。
爆発的なスピードで勝負するタイプじゃない。
それが顕著に表れたのが前走の1勝クラス。
2月の冬東京では重馬場で1000m通過58.4秒と速いペースを先行してしのぎ切った。
けっこうタフなショウナンマグマも先行して最後にバテているのでなかなかいい心肺能力をしている。
ショウナンマグマは次の中山1800で2着に1.1秒つける快勝。
ラスールもラスト100mでかなりへばっていたが踏ん張れた。
新馬戦とは違う消耗戦を勝ったのは大きい。
これがこの馬の持ち味だと思う。
同じ日の2勝クラス1400mでは1200m通過1分9秒4とラスールよりも0.2秒しか違わないのに上位は王込み勢独占。
ラスト1ハロンは12.6秒と大きく失速。
ラスールの1勝クラスの勝ち時計は決して悪くないのだ。
シンザン記念は不利多すぎで競馬になっていない。
まず、スタート良くなかった。
次に⑩マテンロウオリオンが内に入ってきた時に①ビーアストニッシドがブレーキ。
その後ろにいたラスールもブレーキで懸命に馬を抑えていた。
直線でも前壁からカニ歩きして追えず。
参考外。
先行して粘りこむタイプだから馬券になると思う。
追切も相手が先に抜け出してラスールは追いつくのに時間がかかった。
あれがラスールの特徴。
速い脚では劣る。
先行粘りこみ。

ルージュスティリア
ディープインパクトxストームキャットxブラッシングブルーム系
バステッドの4x6がいいよね。スタミナもよさそう。
チューリップ賞はゲートで立ち上がって致命的な出遅れ。
それで0.6秒差は勝ちに等しい。
桜花賞に出ていたら勝ったかもしれない。
チューリップ賞ではあの遅れを追いついて馬群を縫っていった。
操作性もよい。
普通に勝つんじゃないか?

ルージュエヴァイユ
ジャスタウェイxフランケル
ジャスタウェイ産駒は母にノーザンダンサーが多い方がいい。
特にダンチヒがあった方がいい。
母母はあのデインドリーム。
前走のデイジー賞は開幕週で前有利なのに3-4コーナー大外回しで差し切った。
前脚の使い方がワイルドで気持ちの強さが見える。
間違いなくデインドリームの血を引いている走り。
なので問題はデインドリームのJCのように後ろすぎていい脚使っても届かずになりそうな開幕週の馬場。
差し馬だと仕掛けの遅い事のある戸崎騎手だが東京なら直線の長さでごまかせる。
3着以内ある。

マイシンフォニー
ディープインパクトx(デピュティミニスターxマッチェム系)
2月の阪神開幕週の1800mを好時計勝ち。
直線に入っての手前替えの脚の回転も速くその後の脚の使い方も力強かった。
いい馬。
フィリーズレビューはスプリント能力で上位に劣った。
そもそも、なんで1400m使ったの?
2000mになって今回は前走よりも前目で競馬できるだろう。
長くいい脚も使えるし開幕週の馬場も合っている。
上位争いできるが武騎手の位置取り次第。
控えたら届かない。

パーソナルハイ
ディープインパクトx(ミスプロ系xマッチェム系)xマッチェム系
アメリカ色の強い母。
高速馬場適性が高く、桜花賞の好走も納得。
東京マイルは得意だろう。
ただ、今回はマイナス体重で桜花賞で激走した後の関東輸送。
少し割引。
桜花賞6着だけど今回のメンバーも侮れない。

キタサンシュガー
キタサンxMamoolxヌレイエフ系xニジンスキー系
ラスールの母とMamoolは3/4同血。
Mamoolも足長サンでキタサンと相性がよい。
ここに2頭もいる時点で相性がいいのを証明していますが。
新馬戦のラスト200mの走りはすごかった。
フラワーカップは出負けしてポジションを下げざるを得なくて後方から。
直線でも外に出したいのに⑫と喧嘩しながら走った。
力を出し切れなかった。
この馬も距離は大丈夫だし、長い直線でしぶとい脚を使う。
ゴール前強襲してどこまで。
楽しみ。

ストキャスティーク
ゴルシxハービンジャー
この組み合わせはこの馬が初めて。
ミスプロにさらにミスプロを経由しないネイティヴダンサー系、トムフール、ニジンスキーと必要なパーツは持っている。
前走のミモザ賞は直線でインを突いたが前の先行馬がいたので全力で走れなかった。
ゴール前で外に出してひとのびしたが。
ゴール後も元気に走っていたので脚を余したし距離も延びて良さそう。
いい馬。
ただ、あまり後ろすぎると届かないのでどうかな?


ゴールデンアワー
エピファネイアxスウェプトオーヴァーボード
ノーザンダンサーとハビタットのクロスがシーザリオの母を刺激
サドラーとハビタットは相性がいい。
勝ち上がりに苦労したが前走は出負けして後方から捲り勝ち。
出遅れた2回の方がいい競馬をしているので前半は控えた方がいいかもしれない。
力を引き出すのが難しい馬かもしれない。

シンシアウィッシュ
キズナxガリレオ
マリーナの全妹。
脚の回転が速いのでマイルの方がいいんじゃないか?
前走もゴール前の失速が気になる。
小回りコースの方が向いているような気がする。

ホウオウバニラ
ドゥラメンテxアカテナゴ
母はアメリカのGⅠ馬ですでに紫苑S勝ち、オークス3着のビッシュを出している。
ドゥラメンテは繁殖牝馬のレベルが高ければ良いので◎
先行して止まりにくい今の馬場は合っている。
掲示板には乗る。

エバーハンティング
ハービンジャーxディープインパクトというのが新緑賞の勝ち馬と同じで気になる。
ミモザ賞は控えて3コーナーから動いて外をまわして直線でバテた。
バテ方が重馬場苦手な感じもある。
新馬で跳ぶような軽い走りをしていたので重馬場にがてっぽい。
逆に言えば良馬場なら巻き返しもありそう?
レース中に降るかもしれない雨も不安要素。


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