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株:3月21日 マイクロンテクノロジー決算

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するだす。
この記事にそそのかされて売買しないだす、だんけしぇーん。


特にNVIDIAのH-200向けのHBM3Eの需要が大きく、
2024年のHBMは受注済みで、2025年の供給の大部分もすでに割り当てられている』ってどんだけ。
これだけでも現在のAI関連半導体の需要は2025年まではあるていど保証されているようなもの。
株価は株価で買われ過ぎたら落ちるだろうけど、AI化の波は当分続くし、供給する企業の業績は上昇するでしょう。

いわゆる株のAIブームとかAIバブルとかいうのも、いちいち関連会社の決算が出るたびに安心したり不安になったりを繰り返すのだろう。

マイクロンテクノロジーを小学生にわかるように説明

おしえて!じぇみにさん!

『マイクロンテクノロジーは、まるで小さな魔法使いのような会社なんだ。目に見えない小さな部品を作って、色々な機械や道具を動かすお手伝いをしているんだよ。

どんな部品を作っているの?

マイクロンテクノロジーが作る部品は、主に2種類あるんだ。

  • メモリ:これは、コンピューターやスマホが情報を覚えておくための部品なんだ。例えば、ゲームのセーブデータや、撮った写真、友達とのメッセージなんかも、メモリに保存されているんだよ。

  • ストレージ:これは、メモリよりもたくさんの情報を保存できる部品なんだ。音楽や動画、写真なんかも、ストレージに保存されているんだよ。

マイクロンテクノロジーの部品はどこで使われているの?

マイクロンテクノロジーの部品は、色々な機械や道具に使われているんだ。

  • コンピューター:デスクトップパソコンやノートパソコンはもちろん、スマホやタブレットにもマイクロンテクノロジーの部品が使われているんだよ。

  • データセンター:インターネット上の色々な情報を保存している場所にも、ミクロンテクノロジーの部品が使われているんだよ。

  • デジタルカメラ:撮った写真を保存するメモリも、マイクロンテクノロジーが作っているんだよ。

  • 自動車:最近の自動車は、コンピューターが色々な機能を制御しているんだ。そのコンピューターにも、マイクロンテクノロジーの部品が使われているんだよ。

マイクロンテクノロジーはどんな会社なの?

マイクロンテクノロジーは、アメリカで生まれた会社なんだ。世界中に工場やオフィスがあって、たくさんの人が働いているんだよ。

マイクロンテクノロジーは、これからも色々な機械や道具を動かすために、新しい部品を開発していくんだ。将来は、もっともっとすごい魔法使いになるかもしれないね!』

いじょう、じぇみにさんがおおくりいたしました。

2024年Q2の業績が大幅に好転

マイクロンテクノロジーは、2024年3月20日に、2024会計年度第2四半期の業績が大幅に好転したことを発表する報告書をリリースしました。
メモリとストレージソリューションの世界的なリーダーであるマイクロンは、人工知能 (AI) アプリケーションの需要の高まりと供給制約のある環境により、大幅な増収と収益性の向上を報告しました。

同社の四半期売上高は 58.2 億ドルとなり、前四半期の 47.3 億ドル、前年同期の 36.9 億ドルから大幅に増加しました。
この業績は、特に以前のマイナスだった粗利益率が、今では売上高の 18.5% に回復していることを考えると、注目すべきものです。
純利益 7 億 9,300 万ドル (GAAP ベース) を計上し、収益性の回復は、困難な半導体市場をミクロンがうまく乗り切ったことを示しています。

このような好調な業績にもかかわらず、マイクロンは需要の変動や半導体市場の景気循環性など、業界共通の課題に直面しています。
同社の調整後フリーキャッシュフローはマイナス 2,900 万ドルとなり、四半期で合計 12.5 億ドルにのぼる設備投資額の多さを反映しています。
技術リーダーシップを維持し将来の需要に応えるためにはこのような投資は不可欠ですが、慎重な財務管理が求められることも示しています。

(素人注釈:スーパーマイクロも莫大な設備投資額を工面するために株式売却を行いました。株価が上昇したAI関連企業はその株価を担保にして社債を発行するなど需要に追いつくための生産能力向上や開発費にお金が必要です。
アメリカの設備投資が伸びているとしたらそれはAI関連企業の寄与度が非常に高いでしょう)


サンジェイ・メフタ CEOのコメント

マイクロンの今期の業績は、半導体業界にとって重要です。
12億2千万ドルという強固な営業キャッシュフローを生成できたことは、競争が激しい市場においても、同社のオペレーションの効率性と回復力を示しています。
さらに、四半期配当の宣言は、マイクロンの財務健全性と株主還元へのコミットメントに対する自信の表れです。

サンジェイ・メフタ CEOは業績について次のようにコメントしています。

「マイクロンは、第2四半期の業績で、売上高、粗利益率、EPSがすべてガイダンスの上限を大きく上回りました。これは、価格設定、製品、オペレーションにおいて卓越した実行力を発揮したチームの成果です。当社が持つ比類なき製品ポートフォリオは、2024年下半期の堅調な業績達成に向けて有利な立場にあります。マイクロンは、AIによって生み出される今後数年にわたるチャンスにおいて、半導体業界で最大級の恩恵を受ける企業の一つであると確信しています。」

(素人:サンジェイ(Sanjay)って名前懐かしい。インド系の常連さんの名前がSanjay(私の耳にはサンジに聞こえた)だったよ。関係ないですね、すみません><)

メモリ市場の展望

2024年のデータセンターサーバーの出荷台数は、AIサーバーの堅調な伸びと従来型サーバーの穏やかな回復により、約4~9%の伸びが予想されています。

マイクロンテクノロジーは8層積層の24GバイトHBM3E(広帯域幅メモリ3E)の量産を開始している。
このHBM3Eは2024年第2四半期に出荷を開始するNVIDIAの「H200 Tensorコア GPU」に搭載される。

マイクロンは『顧客からは、競合他社のソリューションと比較してマイクロンのHBM3Eソリューションは消費電力が30%低減していると好評をいただいています』と決算で述べているようにこのメモリー分野はサムソン、SK hynixとの競争が激しい。

とはいえ、2024年のHBMは受注済みで、2025年の供給の大部分もすでに割り当てられているので1社の生産だけでは足らない現状。
競合他社もいるが、NVIDIAのH200の需要が大きすぎるのでシェアの取り合いにはまだ至っていない。

マイクロンはDRAM容量を36GBに50%増やす12段積みHBM3Eを『2025年を通して量産が本格化し、構成比が増加していくと予想』しているが、韓国の2社に開発で少しだけ遅れている。

マイクロンの128GBモジュールと256GBモジュール

  • 今四半期中には、業界初のモノダイベース128GBサーバー向けDRAMモジュールの検証を完了しました。128GB製品に対する顧客の引き合いは強く、2024会計年度下半期には数億ドルの収益が見込まれる堅調な量産立ち上げを予想しています。

  • また、性能を向上させ、サーバーあたりのDRAM容量を増やす256GB MCRDIMMモジュールのサンプリングも開始しました。

マイクロンのデータセンター向けSSD

  • マイクロンは、2023年暦年のデータセンター向けSSD市場で過去最高のシェアを獲得しました。今四半期には、AIデータレイクアプリケーション向けに最高クラスのパフォーマンス、信頼性、耐久性を備えた232層ベースの6500 30TB SSDの売上高が前四半期比50%以上増加しました。

パソコン市場の展望

2024年暦年のパソコンの出荷台数は、約0.1~0.3%の小幅な伸びが予想されます。

次世代AI搭載PCの出荷台数は増加し、2025年暦年には全体のPC出荷台数の中で重要な部分を占めるようになる見込みです。

マイクロンのLPCAMM2メモリ

  • 1月のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)において、マイクロンは業界初の低消費電力圧着式メモリモジュール (LPCAMM2) を発表しました。LPCAMM2はモジュラー式のフォームファクターを採用しており、PCモジュールは最大64GB、サーバーモジュールは最大128GBの容量を持ち、高帯域幅、低消費電力、小型化など多くの利点を備えています。

マイクロンのCrucial SSD

  • 今四半期中には、232層ベースのCrucial T705 Gen 5コンシューマー向けSSDを発売しました。この製品は、大手出版社から「史上最速のM.2 SSD」と認められ、いくつかのメディアでエディターズチョイス賞を受賞しました。また、クライアント向けSSDのQLCビット出荷台数は過去最高を記録し、クライアント向けSSD出荷台の3分の2近くをQLCが占めるなど、マイクロンはクライアント向けQLC SSDのリーダーとしての地位を確固たるものとしています。

モバイルとその他の市場

モバイル市場

  • 2024年暦年のスマートフォン出荷台数は、引き続き約1~5%の伸びが予想されます。

  • AI搭載スマートフォンは、現行の非AI搭載フラッグシップフォンと比較して、DRAM容量が50~100%増加すると見込まれます。

  • DRAM分野では、現在、2世代目の1β LPDRAM LP5x製品のサンプリングを行っており、フラッグシップスマートフォン向けに業界最高のパフォーマンスと向上した電力効率を提供します。NAND分野では、第2世代の232層 NAND UFS4.0 デバイスを発表しました。

(素人の妄想:最近のスマホは行き詰まりを見せていましたがAI搭載がブレイクスルーになる。
機能も多彩になり、しかも使いやすくなる。
これまでは機能が新しくなったり増えたりすると『難しさ』や『親しみにくさ』がありましたが、AI搭載が成熟するにつれ『新機能が使いやすく』なる。だいたい5年後のAI搭載スマホが会話するようにあらゆる機能を使えるスマホになるかな?専門の秘書がいるような感覚)

自動車市場

  • マイクロンは、高度なインテリジェンスとコネクティビティを備えた次世代デジタルコックピット開発を推進するパートナー企業と強力な成長を遂げています。レベル2+ ADAS 機能の採用は勢いを増しており、車両あたりのメモリ搭載量が増加しています。

フランスの市場調査会社Yole Groupが2022年に発表した市場調査結果によると車載メモリ市場は2021~2027年の間、CAGR(年平均成長率)20%と急速な成長を続けるという。

この車載メモリ市場が現在、電動化、スマートコックピット、ADAS(先進運転支援システム)の発展にけん引され急成長をしている

車載メモリ市場の企業別シェア(推定)をみると、トップはMicron Technologyで全体の45%を占める。2位はSamsung Electronicsで13%、その後はいずれもシェア7%以下でInfineon Technologies、キオクシア、SK hynix、ISSIと続く。

EV市場の見通しは全体的に下方修正の動きが出ているが、代わりにハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)の比率を増やすなど、生産の構成が変わるだけである。自動車業界全体に下振れの動きが出ているわけではない。
中長期で見れば、クルマの電動化やインテリジェント化を進める上で、半導体へのニーズはますます強まることに変わりはない。


産業市場

  • メモリの需要基盤は堅調で、流通在庫の改善、受注残高と受注見込みの改善、および特に最先端ノードで製造された製品の供給逼迫による価格上昇メリットなどがみられます。

メモリ市場が急速に回復している

2024年1月の実績は前年同月比88.8%増、2023年12月の同63.0%を大幅に上回っており、成長率だけを見れば前回のピーク時をも上回る勢いである。
ただしこれは、1年前のメモリ市況が悪すぎたため(同58.6%減)、その反動で成長率が高くなっている。
スマホやPCの在庫水準が下がったことでメモリ需要は増えているものの、スマホもPCも需要が活性化している状態ではない。
各メモリメーカーにしてみれば、市況はまだ完全に回復したとはいえず、DRAMもNAND型フラッシュメモリも生産はフル稼働には至っていない。
もしフル稼働状態であれば、今度こそキオクシアの上場が検討されているはずだが、まだその話は具体化していないようだ。
キオクシアに限らず、メモリ業界ではこれからの本格的な市況回復に期待したいところだろう。


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