なぜNISA枠では日本株を購入したほうがいいのか
どっちを選べばいいのか本当に悩ましいですよね。NISA枠で米国株を購入する方がいますが、個人的にはおすすめしません。
なぜNISAを使うなら日本株を購入したほうがいいのかその理由について解説します。
一番大きいのはやはり税金がそこまでお得にならないことです。もともと二重課税を防げるので、特定口座で買ってもいいくらいだと思います。そのときは確定申告でしっかり源泉徴収を回収します。
1、せっかくのNISA枠なのに10%が源泉徴収される
NISA枠の強みは株を売却したり、配当金をもらったときに税金がかからないことです。通常約20%が税金として引かれてしまうので、80%程度しか手元に残りません。そこがNISAで購入すると0円になるので、お得な制度になります。
ただ米国株を購入すると米国の税金が源泉徴収で引かれてしまいます。NISA枠で20%を消しても、米国の税金として約10%程度引かれてしまいます。
いかに米国株で儲けるのが難しいかがわかりますね。
2、為替リスクがある
さらに考慮しないといけないのが為替リスクです。為替が10%程度変動すると考えるとなかなか馬鹿にできない金額になります。
扱っている金額も大きいですから、為替の時期によって被る損失のリスクも高くなります。100万円分を持っていても為替で5%下がれば、95万円になってしまいますからこれもかなり変動が大きいです。
3、配当金は大した金額を得られない
米国株はどちらかというと売却益を狙った成長株が多いので、配当金を得られる金額が小さいです。
あのAppleですらほとんど配当金はもらえません。
1株145ドルで購入しても0.22ドルなので、利回りは0.4%です。銀行よりはましといったところでしょうか。安いときに買っておけばそれだけお得ですが、そこまで儲かるというわかでもないですね。
4、テンバガー株は日本にもある
株価が10倍になるものをテンバガーと呼びます。5年くらい年月でみればテンバガーを目指せる株は日本にもあります。
米国の安定企業に投資するよりも日本の優良企業に投資するほうがトータルでお得になる可能性が高いです。ずっと日本に住むならやはり日本株を買った方が税金としてはコストを抑えられます。
アメリカにいて国籍もあれば、アメリカのほうがいいがなかなか海外の税法まで身につけるのは骨が折れると思います。
5、財務諸表が気楽に読めない。
上記を無視したとしても米国株は成長が約束されたものが多いので、利益は得られるかもしれません。ただ、トータルで見たときに思ったよりも儲からないという結果になることが多いので、安定した日本株をNISA枠で購入するのがおすすめです。
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