運転免許証が失効した人間の記録【教習所編②】

kobore

2024年8月5日 13:23

あらすじ

運転免許の有効期限超過で仮免許に降格した私は、教習所から通いなおすことになった。愉快な教員。怒涛の学生ラッシュ。埋まる予約。果たして仮免の有効期限までに免許奪還できるのか･･･？

教習所6日目

年が明けて2024年、新年のあいさつやら受験やら成人式やらで賑わうなか、私は教習所にいた。学科がある程度終わり、人生２回目の路上運転教習が始まる。

仮免からの途中入校だったため、指導員から簡単な規則や手順を教えてもらった。

路上運転の際は必ず仮免許を確認することになっていて、名前や生年月日、仮免の車種を指導員と確認するのだが、私の仮免車種が普通車ではなく「準中型車は準中型(5t)に限る」という特殊なものだったので免許失効したことがすぐにバレた。

説明しよう！平成29年3月12日以降、普通自動車免許を持っている人は、普通自動車と車両総重量5トン未満及び最大積載量3トン未満の準中型自動車を運転することができるのだ！免許証には「準中型車は準中型(5t)に限る」と条件が記載されているので、普通免許を持ってるみんなは要チェックだゾ！

この状態で普通免許が失効した場合、かなり特殊な車種の仮免に降格することになるので、指導員に「普通免許を取りに来たのに、普通免許を持ってないと乗れない準中型の仮免だと？ははーんさては免許失効だな☆彡」とバレるのである！！！💥THE💣END💥

指導員「じゃあ路上はやったことあるね？ｗ」

私「ええ･･･去年まで運転してました･･･。」

指導員「はは･･･😅（苦笑）もうわかってるとは思うけど、復習がてら教えますね」

私「はい･･･🙂」

教習所7日目

実技２回目からは実際に公道に出て運転することに。めちゃくちゃ腰の低い指導員さんで、指示する時は「大変申し訳ございませんが･･･」とか、「ここ～でお願いします」というので、こちらこそ免許失効し誠に申し訳ございません。という気持ちになった。

当たり前の話だが、受講生のほとんどが運転初心者なので運転をどちゃくちゃに褒めてくれた。「みんなこれくらい上手に運転してくれたら楽なのになあ～😊」という超絶最強褒め上手おじでウッキウキの承認欲求満たされドライブとなった。

教習所8日目

今回は細道や見通しの悪い道路の通行。教習中はかなり気を張って運転しているが、路上に「モンスター」はつきもの。ウィンカーを付けたまま追い越し直進爆走する軽自動車、絶対道譲らせないマンと遭遇し、いつも以上に疲れた。

この時思い出したのは、ウン年前に路上教習した時のこと。横断歩道の前で待っていた歩行者に道を譲ったら、後続車が徐行もせず追い越し、目の前で接触事故が起きたのだ。

すぐに指導員さんが救急車と警察に連絡し、歩行者にも大きなケガはなかったので良かったが、不測事態ということで再受講扱いになった（泣）

事故を起こした運転手は「教習車だから路肩に停まってただけだと思った」と言い訳していたのをすごく良く覚えている。指導員さんはパトカーが来るまで、そいつにめっちゃキレながら交通ルールを教えていた。

みなさんもこれを機に交通ルールの再確認と安全運転を心がけましょう！💪

教習所9日目

この日は2時間連続で予約が取れた。1時限目はあの褒め上手な指導員さん。右左折の練習だったが、もうずっと褒められたまま運転。このまま海までドライブしようか。

2時限目は比較的若めな男性で、荷物を車に置いた時に「あ、このリュック”星のカービィ”だよね？」と言われた。

オタク特有の早口説明クソ野郎になるのをグッとこらえつつ、「わ、わかりますか？！カービィのグッズってかわいいですよね＾＾」というあたかもファッションですよアピをする見苦しい女。
指導員さんの「子供のころスーファミやってました」という一言に食い気味に「何やってました？！」と聞いたあたりで拭いきれないオタ臭をまき散らしていたと思う。

そしてゲームの雑談をひたすらしながら運転して2時限目も終わった。