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過去問の45分ノーカットチャレンジ作品と簡単な解説(令和元年前期〜令和4年前期)

本記事はプロモーションを含みます。

過去問のノーカット動画は実際に45分で描いています。難しくないように、基本的には、誰でも描きやす〜い様なシンプルな形を意識して描いてます。解説も簡単にですが付けました。
最後の「共通の解説」が結構大事だと思います。練習辛くなってる人がいたら、気を楽にするためにも是非ご一読を。


令和4年前期:フィンガーペイント

【事例】を読み、次の四つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
M保育所の3歳児クラスの子供たちが、保育士と一緒に園庭でフィンガー・ペインティングをしています。 机に広げられた紙の上で、絵の具の感触を確かめたり、大きく腕を動かしたりして、楽しく書いています。
<条件>
1.フィンガー・ペインティングで楽しく遊んでいる様子を描くこと。
2.園庭での準備の様子が分かるように表現すること。
3.こども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用している色鉛筆:TOMBOW CB-NQ24C

今回は3歳児クラスでした。お友達と一緒に何かするというよりは並行遊びの段階(それぞれが作業している)が表現できているといいと思います。合格するためだけなら、そこが表現できてなくても大丈夫です。
他の解説は下の動画をご覧ください。

令和4年前期、フィンガーペイントの解説動画


令和3年後期:色水遊び

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で色水遊びをしています。水の感触を楽しみながら、空き容器に色水を入れて並べてみたり、ジュースに見立てたり、色を混ぜるなどして、保育士と一緒に遊んでいます。
<条件>
1.容器を使って色水遊びを楽しんでいる様子を描くこと。
2.園庭の色水遊びの様子が分かるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:ステッドラーノリスクラブ水彩色鉛筆 144 10NC24P

今回は廃材を利用した造形遊びでした。廃材利用は令和2年度前期にも、牛乳パックを使用して遊ぶという課題もありました。
描いた後で保育士の先生にご指摘を受けたのですが、園庭でこういった作業をする際には、机を出して行うことが多いようです。机とブルーシートがあれば尚良いと思います。だからと言って減点にはならないというのがしろうず見解です。
今回は4歳児、一緒に何か作業をしている様子が描けていれば良いと思います。

令和3年前期:砂遊び

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で砂遊びをしています。子どもたちは、シャベルやスコップを使って穴を掘ったり、 水場から水を運んで川や池を作ったりして保育士と一緒に楽しく遊びました。
<条件>
1.シャベルやスコップなどの道具を使って、砂遊びを楽しんでいる様子を描くこと。
2.園庭での砂遊びの様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:ステッドラーノリスクラブ水彩色鉛筆 144 10NC24P

事例の文章に、「シャベルやスコップを使って穴を掘ったり」「水場から水を運んで川や池を作ったり」して遊んだとあります。しかし条件の文章では「シャベルやスコップなどの道具を使って、砂遊びを楽しんでいる様子」と書かれています。こうした場合では、特に事例の文章が描けていなくても、問題ないものと考えています。とにかく条件の指定を満たしていればいいというのがしろうずの見解です。この試験、落とそうと思ってやってる試験じゃないはず、だから大丈夫、大丈夫。ということで、「水を運んで川や池を作」る、の部分をうっかり描き忘れていたとしてもおそらく大丈夫なはずです。
今回は4歳児です。子ども同士で一緒に何かしている様子が描けていれば尚良しでしたね。

令和2年後期:紙芝居

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の5歳児クラスの子どもたちは、保育士の読む紙芝居を見ようと集まってきました。保育士からの声かけに、子どもたちはどんなお話が始まるかワクワクしています。
<条件>
1.紙芝居を見ようと集まっている子どもの様子を描くこと。
2.保育室の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:下書き-三菱UNI アーテレーズカラー324番FLESH/色塗り-TOMBOW CB-NQ24Cです。

ただ見ているだけではなく、紙芝居を見ようと集まっている子どもの様子を表現する、という点が難易度が高い問題でした。駆け寄っている子どもを1名描くことでこれをクリアしています。事例の文章に、「子どもたちはどんなお話が始まるかワクワクしています」とあり、そこに引っ張られた絵になりましたが、問題文を見返してみると3人とも集まっている様子を描いて欲しかったようです。だからと言って減点、ましてや不合格になるようなことはないというのがしろうず見解です。しつこいですが、この試験、そんな鬼じゃないですって。
今回は5歳児でした。私は4頭身で子どもを描くことが多いですが、今回は5頭身くらいでもOKですね。

令和2年前期:牛乳パックで遊ぶ

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の2歳児クラスの子どもたちは、保育室で保育士がつくった牛乳パックの形を活かしたおもちゃで遊んでいます。保育士も子どもたちの様子を見ながら遊びに加わっています。
<条件>
1.牛乳パックの形を活かした手作りおもちゃで遊んでいる様子がわかるように描くこと。
2.保育室の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:ステッドラーノリスクラブ水彩色鉛筆 144 10NC24P

今回は2歳児でした。2歳児の場合は、3頭身くらい、足を若干開き気味に立たせるとそれっぽく見えます。
今回は廃材利用、牛乳パックの形を生かしたおもちゃということでしたが、現場の保育士の先生方によると、新聞紙を詰めて積み木にするとのこと!知らないと描けないですね。いやー現場を知るって本当に大事です。
まあかといって条件文から読んで間違っているわけではないので、減点されることはないでしょう!この園では保育士さんが手作りしたんですよ〜多分。

令和元年後期:粘土遊び

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の5歳児クラスの子どもたちが、「好きな動物」をテーマにして、楽しそうに粘土遊びをしています。保育士は子どもたちの遊びを支援しています。
<条件>
1.好きな動物をテーマに粘土遊びをしている様子がわかるように描くこと。
2.活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:ステッドラーノリスクラブ水彩色鉛筆 144 10NC24P

各自好きな動物っぽい何かを作っている様子が描けていればいいと思います。粘土もいくつか種類がありますが、白い粘土でも良かったと思います。白の場合は、影をつけてあげればOKです。今回はテーブルでの作業になるので、下半身描かなくてよく、難易度は低めだと思います。
今回は5歳児でした。バラバラに作業をしていてもいいですし、やりとりしながら作業をしている様子なんかを描くと、5歳児っぽい感じになるかもしれませんね。


令和元年(平成31年)前期:夏野菜の世話

【事例】を読み、次の4つの条件を全て満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】
H保育所の4歳児クラスの子どもたちが、園庭の一角で花や野菜を育てています。夏のある日、保育士と一緒に水やりをしたり、収穫をしたりするなど楽しく過ごしました。
<条件>
1.花や野菜の世話をしている様子を描くこと
2.季節や園庭の様子がわかるように描くこと
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

使用した色鉛筆:ステッドラーノリスクラブ水彩色鉛筆 144 10NC24P

今回は条件に、「花や野菜」とあり、いずれかの1つしか描いてないという方が多かったです。私も野菜しか描いていません。見落とししていました。厳密にいうなら、「花と野菜」の世話をしている様子、と問題文に書くと思いますので、どちらかしか描いてないからといって、減点されたり不合格になることはないでしょう。というのがしろうず見解です。
また「季節」の「様子がわかるように」という点は、今回初めての指定です。これは季節が表現できていた方が良いですね。夏の花・野菜を描くことで表現したり、空に入道雲など描いてもいいでしょう(*細かいことを言うと、入道雲って午後の遅い時間のような気がします。植物の世話をする時間ではないと思いますが、季節感は表現できますね)。
園庭で遊ぶ際によく描く帽子は今回描いてませんが、条件の指定にありませんから、描いてなくても減点になる事はないでしょう。
4歳児でした。一緒に作業している感じが表現できていれば尚よしです。


共通の解説

●歳児ってよく出てきますけれども、描き分けができなかったからと言って、不合格って事はないですのでご心配なく。子どもの●歳児は、事例には書かれているけれども、条件に入ってないのです。
描きわけができているというのは、とても絵が上手な人でしょうから、それはそれで素晴らしい事です。でも合格できればいい!という人は、描き分けができてなくてもOKと思って気を楽にしてください。

●歳児のことだけでなく、事例に書かれていて、条件に入ってないものは、描けていなくても問題なし!というのがしろうず見解です。なので条件を押さえるようにしてください。条件をおさえてないものは減点対象と思われます。問題文は焦らずよく読んで、極力条件を押さえるように頑張りましょう。最初に問題文を読むときに、文章に鉛筆で丸をつけてチェックするのもいいですよ。

なぜ条件に入ってなければ大丈夫と言い切るのかというと、高得点で合格している人は、大抵人物の形がきちんと取れており、少しくらい事例や条件からずれていても高得点なんです。人物の形がきちんと取れていることがかなり大事という事です。

事例はあくまでも保育の現場を想起しやすくすることで、受験生が絵を描きやすくするための補助材料だと考えます。試験の文章を見てください。「【事例】を読み、次の4つの条件を全て満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。」事例は読めばいいだけです。

合格するためには、条件1の、何をしている様子かがわかること、人物の形が取れている事、これが最も重要なことだとしろうずは考えています
(*人物の形が取れていない場合、条件1.の「〜している様子」かが分からなくなったり、条件3.の人物を描くという指定が満たされなくなってしまいますよね)。
ちなみに園庭と保育室間違えました〜の方は複数合格なさってます。減点でしょうが、必ず不合格になるわけではありません。ご安心ください。

実際の保育の現場で行われているような情景にならなかったとしても、子どもたちが実際の●歳児と違う行動を多少取っていたとしても、条件の文章が押さえられていれば、間違いなく合格できる!のがこの試験だと思います。皆さんはこれから保育士さんになるのであって、保育の現場を完全に理解できてなくてもいいんです。なので、今は画力の向上に努めてほしいな〜と思います。

(しろうずは完璧主義は苦手なんですよね。肩の力抜いて楽しく練習やってこう!)


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