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私がカナダ留学を決意したとき

こんばんは、えりーです。10月も目前、だいぶ涼しくなってきましたね。
暑さが苦手な私にとって大好きな季節がやってきました。
お散歩も気持ちいいし、食欲止まらないし、なんなら気温が快適すぎて眠気も止まらない。。

さて、今日は私の「今」のベースを作っているカナダ・バンクーバーでの留学を決意した時のこと、そもそもなぜ留学したいと考えるようになったのか、を思い出しながら書きたいと思います。

1 獣医に憧れた高校生、数学できなすぎて夢破れる

遡ること1●年、私は中学校の職場体験では迷わず動物病院を体験先に選ぶ、動物大好き少女でした。高校に進んだ私はいつしか「獣医になりたい!」と思うようになります。

高校1年時の進路相談、「獣医になりたい」と担任に相談したところ
「あなたには無理」と即答。
そう、私は壊滅的に数学が苦手で、赤点を免れればいい方、という頭の持ち主。数学担当でもあった担任曰く「医学部に入るだけでも大変なのに、獣医はさらに狭き門。この数学の点数では到底無理よ」

当時の私はもちろん落ち込みましたが、このことがきっかけで自分が好きなこと、得意なことを当時の頭で改めて考え、
「私、英語がめっちゃ得意だなあ。世界で起きてること知るの楽しいだろうなあ」
とぼんやりと考えたのでした。今では、あのときに即答してくれた担任に感謝しています。

事実、中学校から英語だけは本当に好きで、予習が楽しすぎて授業進度よりかなり先まで教科書の内容を訳していたのを覚えています。週1回の英語クラブで洋楽を聴いて歌詞を訳す、という課題も大好きでした。
高校では友人に借りたバックストリートボーイズとアヴリルラビーンをきっかけに洋楽にはまり、大学受験のセンター試験の英語では、9割近くの点数(うろ覚え)を取った気がします。このころの私は、ひとりでお風呂に入っているときなど、頭の中で「一人妄想英会話」を楽しんでいました。

ちょっと文字にすると怪しいですね。英語の教科書に載っているような会話を勝手に頭の中で膨らませて、「私ならこう答える、そしたら相手はこう答える」を延々と繰り返していました。笑

2 英語が好き、でも中途半端が嫌だった

そんな私は晴れて大学の人文学部に進学します。本当は国際関係学部に進みたかったので実は第一希望の大学ではありません。
「このゼミに入れなければ大学辞める」と入学時から入りたいゼミを決めて並並ならぬ決意で大学生活をスタートさせたのでした。

大学でも英語好きは止まらず、親の支えもあり初めてのアメリカへの短期留学も経験します。ALTの先生との会話はぐらいは経験があったものの、田舎育ちの私は街中で外国人に道を聞かれる、なんていう経験など皆無でまともに英語など話したことはもちろんありません。初めて現地の学生や先生と交わした英語、そしてそれが「通じた」ことは本当に感動するできごとでした。現地で受けていた英語レッスンのクラスにはサウジアラビア人やブラジル人などもいました。普段全く違う言葉を話している人とも、会話できる!言葉って、なんて素晴らしいんだろう。。

この感動を味わった私に次なる欲求が生まれます。
「もっとすらすら英語が話せるようになりたい」
「中途半端な英語力は嫌だ」
相手もこちらが英語初級の日本人だとわかって話しかけてくれるので、コミュニケーションはなんとかとれます。でもやっぱり中途半端。
少しは話せるけど、English Speakerとそつなく会話をこなすのはまだまだ。。
後の私は、
「日本語訛りの英語、嫌だ」とまで考えるようになります。
(この考えは後のカナダ留学中に悲劇を生みます。。)

3 親友が押してくれた背中

大学を無事卒業した私は地元に戻って就職。当時就職氷河期の煽りはまだまだ残っており、やっとの思いで仕事に就きます。
その後3年間、もくもくと仕事をする私ですが、英語への思いを捨てたわけではありません。

25歳も過ぎたころ、
「もっとすらすら英語が話せるようになりたい」
「中途半端な英語力は嫌だ」
「日本語訛りの英語、嫌だ」
の思いは再燃し、やっぱり英語をしっかり身につけたいと思い始めました。
3年間実家から仕事に通っていた私、今なら親の助けを借りなくても留学にいける。

英語の勉強は英会話スクールに通うなどすれば身につくことも重々承知でしたが、せっかく勉強するなら「英語漬け」の中で勉強したいという思いが強くありました。

でも、そのためには仕事を辞め、それまでの貯金もほぼ使い切ることになる。

悩んだ私は東京に住む親友に久しぶりに会った際、留学を考えていることを打ち明けます。すると彼女は
「行って来なよ!えりーならできる!応援する!」
と迷うことなく背中を押してくれました。

忘れもしない、総武線の川沿いにあるカフェ。川がやたら緑に見えたことが印象に残っているなー。

そこからの私の行動は、早かった。このことはまた後ほど書きたいと思います。

この経験で私が感じたことは、やりたい、と思ったことはまず口にしてしまうこと。そしてそれを身近な人に伝えてしまえばもう後には引けません。絶対に引けないわけではないけど、それは背中を押してくれた親友を裏切ることになってしまう。当時の私は留学するかをまた迷いそうになっても、「もう言ってしまったのだから!」となんども自分に言い聞かせて走り続けました。



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