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絵のこと

京都の神護寺が創建1200年で、大切な仏像を公開しています。
秘仏はさすがに東京へはいらっしゃれず、お寺での公開。
東京へは、本尊の薬師如来像と高雄曼荼羅などがきています。

先日は大学で、2時間を使った神護寺についての講義がありました。
神護寺は、和気清麻呂ゆかりの高雄山寺&神願寺がいっしょになったという由来があるそうです。
薬師如来は、高雄山寺で作られたものか?神願寺にあったものが移座されたものか?
まだわからないことがたくさんあるそうで、
キャプションにもそのあたりのことは、ふわっと書かれていました。
それにしても、人を癒して救う薬師様にしては厳しめのお顔。

続いて、高雄曼荼羅(金剛界・胎蔵界)の4m四方の圧倒的な存在感。
江戸時代以来およそ230年ぶりに、2013年から6年をかけて修復をされたそうです。
紫紺の綾布に、輝く金と銀の線描で描かれた仏の世界。
平安時代に、これを作ったのかぁ、、。
製作に携わった人と修復した人の執念のようなものが、巨大な曼荼羅から立ちのぼってくるようで、見ていると息苦しくなるようでした。

撮影が唯一オッケーだった、二天王立像。
同じポーズで写真とってみたかった(笑)。

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