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■神戸市が水族館を選んぶ基準とは■

今回の須磨海浜水族園は、神戸市が選んだ選定委員(学者)が提案書の採点を行い、高得点の提案が優先交渉権を取得する方法で選ばれた。選定委員は神戸市に選択権があり、妥当性はまた別途書くとしよう。

開札結果の詳細は開示されことはなく、水族館の評価項目だけ見ると候補者85.8点, 次点66.2点/110とだけ開示された。

決定理由を見ると、集客性に評価する内容となっている。ここで疑問に思うのが、神戸市は市民目線で選考を遂行したのかである。選定基準は経済的な視点ではなかったのか?  

選定経過の詳細な資料は開示されていないが、各委員会での神戸市幹部の発言を見てみると少しづつ選定の経緯が見えてくる。

 ■9月19日 経済港湾委員会 安岡正雄部長 観光MICE部
 「日本一の施設規模」 「西日本唯一のシャチ」 「200万人を集客できる」

■10月1日 決算特別委員会 山本 泰生 神戸市経済観光局
「アジア圏ではショーは人気を博している」
「欧米は考え方の違いによってショーを問題視する」
「生物を大切にする心を持っていればシャチショー問題はない」

要約すると、神戸市はインバウンド(海外からの観光客)の誘致に力を入れており、特にアジア圏ではシャチショーの人気が上がってきており、須磨シーワールドを誘致することで神戸市の希望・要望であった200万人の集客が達成される。

そういった基準で今回の提案は選ばれ、その総工費から計算された事業計画から3,100円の入場料が算出されたと推測される。

それを高いと見るか安いと見るか。はたまた、神戸に相応しい施設とみるかは市民次第である。市民は水族館が必要なのかアミューズメントパークが必要なのかを議論すべきである。

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★拡散希望: 署名活動★
須磨海浜の再整備の見直しを問う http://chng.it/Gcfr2rwRTS
鴨川のシャチを引き離さないで! http://chng.it/xs6J7dHLDG