こんにちは、ぶらっくまです。今回は、神戸新聞の紙面や、電子版「神戸新聞NEXT」で最近反響が大きかったストリートピアノを巡る記事をご紹介します。
JR加古川駅のストリートピアノ撤去へ 利用マナー守らぬ人に苦情原因
JR加古川駅構内にストリートピアノが設置されてから、わずか半年での撤去でした。上記の記事を掲載したところ、ネット配信先の「Yahoo!ニュース」では約5千件のコメントが付きました。「非常に残念」という反応の一方、「音が耳障り」といった意見もあり、ストリートピアノは「文化」か「騒音」か―という論争の様相を呈しました。
その後、放送各社もニュースやワイドショーで取り上げたほか、英BBCも報じるなど、反響が広がりました。それだけストリートピアノが各地で増えて身近な存在となり、多くの人がさまざまな思いを抱いていることの表れといえるでしょう。
関心の高さを受け、神戸新聞では約1カ月後に下記のような続報を掲載しました。
ストリートピアノ撤去波紋広がる…全国649カ所に急増、「ユーチューバーのおもちゃ」指摘も
記事では、ストリートピアノとの「付き合い方」についても触れました。
「弾かせてもらっている気持ちで」設置情報サイト、マナー呼びかけ
みなさんはどのように感じたでしょうか。加古川市以外でも撤去や使用中止の動きがあるほか、各地で賛否の声が上がっているようです。弾く人と、そうでない人でも意見が異なるでしょう。
その後、6月に入って、別の自治体で次のような動きもありました。ちょっと新しいパターンのストリートピアノかもしれません。以下の記事にある播磨町は、4月末にストリートピアノが撤去された加古川市の隣に位置します。
「演奏はマナー守って」時間外はケースに収納のストリートピアノ登場
利用時間外はこんな感じになります。
〈ぶらっくま〉
1999年入社。私自身は、他人に聞かせる腕前も勇気もないのでストリートピアノを触ったことはありません。ただ街角のピアノから好きな曲が聞こえてくると、うれしくなります。逆に、イヤホンで聞いているスマホの音楽の音量を上げてしまうような時もありますが…。
飛躍するかもしれませんが、ストリートピアノの問題は、公共空間での「音」や、音楽に対する考え方(国や世代間、個人間の違いも含め)を巡る考察にもつながる気がして、興味深いです。