「2024年 日本と世界を占う」後編
干支(えと)は予言(よげん)する
diversity神戸未来塾 高野 真鳳
前回 1月1日 正午に発信。
本年「甲辰(きのえ・たつ)」は「異次元の混乱の年」と申し上げました。
科学が発達していなかった昔、日本人は「災害の予測」に干支の記録を
使ってきました。
干支には、1500年以上のデータがあり、知恵の宝庫。
今回 2月1日は、後編をお届けします。
甲(きのえ)
「甲」は陽の木であり、季節は春を表します。
十干のはじめであり、物事の全ての始まりという年回りになります。
殻を被っている草木の芽が春を迎え、殻を破り芽生えていく事象で、旧体制に綻びが生じ改革の動きが始まることを意味していますので、自然の気運に応じながら、旧来のしきたりを破って改革の歩みを進まねばならない流れがでてきます。
● 684年 甲申(きのえ・さる) 白鳳地震(記録上最古の南海トラフ地震)。
● 864年 甲申(きのえ・さる) 富士山噴火(貞観の噴火)。
●1724年 甲辰(きのえ・たつ) 享保の大火(妙知焼け)。
辰(たつ)
「辰」は陽の土であり、季節は土用を表します。
「震」と同義語で、激しく揺れ動いている状態、伸びる、諸事活動が盛んになるという意味があります。
「震」は易によると、天下が動乱している場合、いかなる異変が起こったとしても、落ち着いて慎重に行動することが大切とされています。
また、「辰」は「龍」に通じ、想像上の動物として特別な存在であり、仏教では八大龍王に分け、航海や雨乞いの守護神とされています。
● 800年 庚辰(かのえ・たつ) 富士山噴火(延暦の噴火)東海道閉鎖。
●1856年 丙辰(ひのえ・たつ) 江戸の大風水害。
●1868年 戊辰(つちのえ・たつ) 戊辰戦争が始まる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?