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#SaveTheCinema 映画リレー 第2回 『赤×ピンク』

地元の映画館・長野相生座ロキシーの支配人、田上真里さんからバトンを託された7日間映画リレーチャレンジ。2日目です。2日目にしてすでに日付を跨いでしまいましたが、好きな映画を挙げていきます。

『赤×ピンク』(2014)。桜庭一樹原作の小説を、坂本浩一監督が映画化。坂本監督というと、ウルトラ、戦隊、ライダー、その他多数の特撮とアクションで不動の地位を築いていらっしゃいますし、私もウルトラでご一緒していますが、一番好きな作品は実はこれなんです。

地下格闘技ショーの世界で生きる女たちのアクションドラマ、という魅力はもちろんのこと、それは外装に過ぎず、性同一性障害の主人公の葛藤、マイノリティーとして行き場を失った女性たちの深部に踏み込んでいく脚色と演出が秀逸。

「女たちが人知れず共通の秘密をめぐってつながり、大切なものを守るために立ち上がる」って、このワクワクするログライン、何かを連想するなぁ…と思って、はたと気づいたのは、「大人版のプリキュアじゃん!」ということ。いつものジャンルムービーとは一風違う作風に飛躍した坂本作品ゆえに、新鮮な驚きをもって観ることができました。出演している女優さんたちもみんな素敵です。

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*脚本担当作、東映まんがまつり『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』公開待機中!

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