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タスペーサー|小さな部材が屋根の雨漏りを防ぐ

こんにちは。小林です。
皆さんはこちらのタスペーサーという部材をご存知でしょうか。

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実はスレート屋根塗装に欠かせない大切な部材なんです。

ひと昔前、スレート屋根を塗装したらかえって雨漏りした、という被害事例が多発しました。
その原因は、塗装後に屋根同士がくっついて、雨水がはけなくなってしまったことでした。
スレート屋根は薄いため、塗装を行うと屋根同士がくっついてしまいます。
そのため、塗装後に「縁切り」という作業が必須でした。

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しかしカッタ―を使っての縁切りは、塗膜を傷つけてしまうため、耐久性にも仕上がりにも影響してしまいます。

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(▲カッターで切っても結局くっついてしまうこともあります。)

そこで、用いられるようになったのが株式会社セイムが開発した「タスペーサー」です。
このタスペーサーは下塗り後にスレート屋根に取り付けます。

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タスペーサーを付けることによって、中塗り、上塗りを行なったあともスレート同士が塗料でくっつかず、雨漏りの発生も防ぐことが出来ます。
また、見た目もスッキリとして綺麗に仕上がります。

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(▲一つの屋根に1000個前後付けていく地道な作業ですが、カッターで縁切りをするよりも、作業効率は良いんです。)

スレート屋根を塗装される際は、タスペーサーで縁切り作業をしてもらうことをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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