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【第14回】ほったらかし農園 小林農産 ―販売よりも食べたいものを作る―

皆さん、新年あけましておめでとうございます。
小林農産の小林です。
 今年も頑張ってnoteの投稿を続けていきたいと思います。
 
さて、早速本題ですが、
小林農産はいわば「ほったらかし農園」です。
収穫して売上は二の次で、手間をかけずに、安心・安全を優先して農作物を作っています。
 
私が管理している里山は6,200坪と広大ですので、1人で管理するにはできること、できないことがあります。
里山を維持することが1番の目的ですので、ほったらかしても育つ果樹・野菜類を育てています。 
 
栽培している野菜類は無農薬、無肥料が基本です。(余分な手間をかけたくないため)
 
<無耕起(耕起は土を耕すこと)で野菜山菜を栽培するもの>
・にんにく
・玉ねぎ
・アスパラガス
・黒小豆
・黒大豆
・ニラ 
・春の七草

玉ねぎも植えるだけ。らっきょうみたいな玉ねぎができます。
スーパーで売るわけではないため、合格点にはいかない程度のものを作っています。

アスパラガスもほったらかし。ほっといてもニョキニョキとあっという間に草丈よりも大きくなるため、
草だけは刈るようにしています。
 
黒大豆もほったらかし。ですが、ちゃんと黒い枝豆ができます。

果樹は苗の時は、水を切らさないように水やりをし、苗が小さいうちは草取りだけはします。

さくらんぼは難しく、まだ実を食べれたことがありません。
1本の木でたくさん実が実るためいいなと思い植えたところ、花はたくさん咲いたのですが、実がついた頃に全て鳥に食べられてしまいました。
木にネットをかければできるのですが、そこまで手が回らないためまだ恵みにありつけていません。
近くに花粉樹がないのでしょうね、より実のなりが悪いです。
新たに花粉樹となる品種を選定して購入して植えた所です。
 
びわも植えてはいますが、一つひとつ袋掛けをすると膨大な時間と手間がかかるためそこまではできていません。
手の届く場所のみ袋掛けしてもその後の防鳥対策も必須で網などで囲わないと、カラスなどに先取られて食べれません。

里山で恵みをいただこうと思うと大変です。

世の中には有機栽培や自然栽培など様々な認証制度があり、認証を得るためには厳しい基準をクリアしなければなりません。
ですが、小林農産の果樹や作物は一般に流通させるために作っていませんので、自分が食べたいと思える「安心・安全」を心がけて作っています。

30年ほど前に、勤務先の業務の一環で、事業の副産物で生まれた有機資源を集めて肥料を作る経験をしました。
備中高松で有機資源に詳しい方がおられ、その方の指導の下作りました。
複数の異業種の会社が集まり、各社から提供された有機資源は活性炭、パン、油かす、木くずなど。
これらを混ぜて発酵させ有機質肥料を作り、その肥料を使ってトマトを栽培しました。
その時に肥料は、原材料によって質や成分が全く異なり、肥料づくりも一朝一夕にはできないことを身をもって学んだことを覚えています。

そんな貴重な肥料づくりを経験した私ですが、その後ある苦い経験をしました。
発酵牛糞が良いと聞きみかんの樹に施肥したところ、枯らしてしまったのです。
一区画分のみかん、全てです。

枯れたのには様々な要因がありますが、肥料をあげすぎたことが最大の原因だと思っています。
それを機に堆肥をやるのはやめました。

動物系の堆肥は糞に抗生物質などが多く含まれているそうで、取り扱いには注意しなければいけません。

育成中のミカン。今は藁を投入するようにしています。


小林農産が栽培している果樹の中で施肥するのはぶどうだけで、苦土石灰、リン、カリだけを施肥するようにしています。除草剤は5年位まえから中止しました。草を枯らさず刈って土をふかふかにし、ミミズなどの虫が土を元気にしてくれます。

私の1番の目的は里山の維持です。
実った恵みは私も食べますので、自分の手間が増えずに食べたいと思えるものを作っています。
そして、里山の恵みを来てくださった方におすそ分けしたい、恵みを通して里山に興味をもってもらいたいと思っています。
 
 
こんな「ほったらかし農園」で植物の成長に期待して手助けしている果樹農園です。
ご興味をもってくださった方はぜひお越しください。

小林農産ホームページはこちら
https://kobarin-fruits.com/