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リーダーは自ら決めた方針に確固たる自信を持ち、行動で示す

ICCサミットはオフラインの大型カンファレンスであるため新型コロナウイルスの影響を大きく受けた。

9月に開催したICCサミット KYOTO 2020は従来と同じオフラインの開催を実施した。参加者は700名弱と例年より少なくなりましたが、熱量は高く、参加者の評価も高かった。

主催者の人間が信じていない未来ややりたいと思っていることをやっても上手くいかないと僕は思っている。オンライン・イベント開催やオンラインとオフラインのハイブリッド・カンファレンスといった方向性もありましたが、僕はICCサミットのコアバリューを失う結果が見えていた。

消去法で考えた企画は上手くいくと思えない。2020年3月次点で従来どおりのオフライン・カンファレンスの開催1本に絞って開催を実現した。

この判断は賛否両論あると理解しているが、意志決定は「確固たる自信があるか?」という点だ。 乱立オンライン・イベントの中でパネル・ディスカッションをやってもICCサミットの本来の良さはまったくない。他のイベントと変わらない。まったくやる気が起きなかった。

逆にこの時期のオフライン・カンファレンスを開催はチャレンジがあったが、新型コロナウィルス感染症の予防対策をひたすら考えるという今後の経済活動の促進という点でも大きな「実験」となることはわかっていた。

9月のICCサミット本番もそうですが、東京都でも1日の新規感染者数が400名を超えるときでもICCパートナーズのオフィスにおいてワークショップの開催や交流会の実施した。

その実施の段階で感染予防対策のトライアルを行い、運用方法を検証した。

事前のイベントでもリアル・イベントの価値を再認識し、運営チームや登壇者の皆さんのほとんどがICCサミット本番に参加した。

ICCサミットも完璧にできたわけではなかった。交流会は宴会場の方針でビュッフェNGかつ着席みたいな形式になるため本来のネットワーキングの価値が大きく下がった。 宴会場の方針は政府のガイドラインに準拠しているものであるため方針を変えることが難しかった。「これではちょっと駄目だ」という自覚はあった。「確固たる自信がない企画は結果もそうなる」ということなのだ。

「自ら決めた方針に確固たる自信を持ち、行動で示す」ことが極めて重要であることを再認識した。

ICCサミット FUKUOKA 2021では新しいスタイルの交流会を目指す。「確固たる自信」を得るために事前のプレイベントでトライアルを実施する。立食形式ではあるが、ビュッフェ形式ではないスタンディングの交流会だ。

「スタンディング」=密接する ということになるが、密接した場合でも良いような工夫をいれることで実現する考え方だ。

主催者として確固たる自信をもってやっているのか?ということを常に自問自答し、次回のICCサミットを作り上げていきたい。

ICCサミット KYOTO 2020の開始前に語ったことは以下のようことでした。

最後、僕から一つあります。我々のカンファレンスは”エクストリーム・カンファレンス”といっています。一般的な用語ではなくて、エクストリーム・スポーツから来たものです。エクストリーム・スポーツの熱狂のように、朝から晩まで議論するとか、熱狂するとか、まさに同じような感覚であると思います。
こういう環境下でもやるしかないぞということで、オンラインイベントの選択肢もあるなかで、リアルな体験価値というのがコアバリューであると、それを失うぐらいならば、やらないほうがましであるということで、開催する判断をしました。
最後は開催するために、調べまくって、買いまくりました。みなさんの安全安心のために、投資をしています。総額300万円ぐらい投資して、来場者に全員フェイスシールド配るのも僕らのカンファレンスぐらいなので、ぜひ思い切ってやっていければと思います。
我々”エクストリーム・カンファレンス”でありますので、エクストリームにいきましょう!
重要なのは、今回が最後になるかもしれません。開催することでめちゃくちゃ叩かれて、二度とスポンサーしないと言われるかもしれません。
だから完全燃焼、これが最後のつもりでやりましょう!
もし叩かれても、僕は炎上するのに慣れています。叩かれるのは僕であり、皆さんではありません。責任は僕にあります。ぜひ皆さん、エクストリームにやりましょう。

今の気持ちはまったく変わらない。自分の信じた道にまっすぐ進むのみ。



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