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今、話したい誰かがいる

飛鳥さんは、私の原点です。

ある意味脈絡の無いタイトルですが、「今、話したい誰かがいる」こそが、私が飛鳥さんを、乃木坂46を好きになるきっかけの曲でした。

間違いなく一目惚れでした。MVのラスサビ「♪諦めるなら1人でいいけど」のタイミングで本当に一瞬抜かれた彼女を見て、何かが始まった気がしたんです。敢えて言葉にするなら「ピンときた」と言う表現になるかと思いますが、「この人だ」というよりももっと衝動的な「!!」と言った具合に(笑)

その感情が「推し」になるまでは早かったですね。初めて見た乃木坂工事中が、「はじめての○○」と言うあすかちゃんフィーチャー回だったのも、何かの巡り合わせだった気がします。
それから間も無く「裸足でSummer」のセンターに抜擢されてからの躍進ぶりはいうまでもありません。

それでもまだ3期生がいなかったこともあってかどこか壁を感じると言うか、塩というか、「ツンツンツンツンツンツンツンデレ」なあすかちゃんが私の推しメンでした。

でもやっぱり、3期生の加入は大きかったんじゃ無いかと思います。年齢的なものももちろんあるでしょうが、それ以上のスピードで「あすかちゃん」は「飛鳥さん」になっていきました。

「推し」としてカワイイと言うのにはちょっと違和感を覚えるようになってきて、その感情は「推し」を通り越して「尊敬」に変わっていました。

恐らくミステリアスなところはずっと変わっていないけれど、「人間味」を感じられるようになったと言うか、人と付き合うのが得意じゃなかった過去があるからこそ、人一倍いろんなところにアンテナを張っている。それがメンバーへの「気づき」「気遣い」になって誰かの心の支えになっている。本当に素敵な方だと思います。

2日間の卒業コンサートは、本当に素敵な時間でした。

本人もお話しされていましたが、しんみりとしたお別れムードに振り切るのではなく、喜(怒)哀楽全ての感情が解き放たれるような公演で、当然別れの寂しさもあれど、終わった時の自分は、素敵な感情で満たされていました。

「もちろん私がめちゃくちゃ出るけど、後輩一人一人がきちんとスポットライトを浴びて欲しい」

本当に飛鳥さんらしいテーマだったと思います。でもこれは、「気遣い」なんかではないと思うんです。むしろこれこそが飛鳥さんのエゴだったのではないでしょうか。

同じグループという1番近い場所で見てきた飛鳥さんだから、常に冷静で俯瞰できる飛鳥さんだから、愛に溢れた飛鳥さんだから、「この子たちは大丈夫」「あなた達は大丈夫」という事実を、私たちだけでなく、後輩メンバー達にも、改めて伝えてくれたんだと思います。あくまでも、「事実」です。絶対に変わることなんて無いんです。

かわいい飛鳥さん、ツンな飛鳥さん、ちょっと悪い飛鳥さん、優しい飛鳥さん、私の記憶の中の全ての飛鳥さん、ありがとう。

天使になって飛び立って行った飛鳥さん、そのたくましく、大きな、あたたかい翼があれば、どこへだって行けるのでしょう。

いってらっしゃい。

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