第三回 キャッシュレスの課題

こんばんは!
夏休みももう終わりですね〜新型コロナウイルスの影響で、想像していたようには夏休みを過ごすことができなかったという人も多かったのではないでしょうか。春休みには事態が収まっていることを願います!

さて、今回はキャッシュレスの課題について考えていきたいと思います。

先日、NTTドコモの「ドコモ口座」を介して銀行の預金が流出したという報道がありました。

被害額は、9月14日時点で、2500万円を超え、FinTechのセキュリティー上の問題が明るみになりました。

なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?理由は2つあると考えられています。

1つ目は、「ドコモ口座」はメールアドレスだけで口座が開設できてしまうということです。多くのキャッシュレス事業者がSMSなどによる2段階認証を採用している中、「ドコモ口座」はその過程を省きました。その結果、第三者によって不正に出金されてしまったのです。

2つ目は、銀行の口座とひも付ける際の本人確認が甘かったということです。一部の地方銀行では銀行の口座番号や暗証番号、名義だけで「ドコモ口座」と連携することができました。スマホ決済大手の「PayPay」などは、銀行側のセキュリティー水準に応じて顔認証サービスなど高度な仕組みを導入していましたが、「ドコモ口座」はそれらに対応していなかったのです。

これらのことから、キャッシュレス事業者と銀行の双方がセキュリティーを強化することが不可欠であると言えます。

実は、今では身近となっている「PayPay」も不正事件を起こしたことがありました。2018年12月に決済件数の約1%の金額が流出したのです。また、昨年だと「7pay」を介して約3800万円が流出したという事件もありました。

このような不正事件が起こると、「キャッシュレス決済をやめた方がいいのではないか?」と思う人もいるでしょう。しかし、スムーズかつスピーディーな決済、そして、コロナ禍での非接触決済の手段としては、その可能性は無限大だと考えます。

この経験を糧にして、利便性と安全性を兼ね備えるキャッシュレスを追求することが重要になってくるでしょう。

今後のキャッシュレスの動向にも目が離せません!!

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