第四回 FinTech×保険

こんばんは!

授業も始まり、皆さんだんだん忙しくなってきているのではないかと思います。

今回はいよいよFinTechの具体例についてみていきましょう!

授業内で扱っている『FinTech入門』ではFinTechと保険のかかわりについて考察されています。

例えば生命保険とのかかわり。近年ではネット上で比較検討や契約を容易にしたライフネット生命などが存在します。インターネット上だけですべて完結するようになったのは一種のFinTechの活用といえるでしょう。

また、みなさんはvitalityというサービスをご存じでしょうか?南アフリカで誕生したサービスで現在は住友生命の保険において使えます。タバコを吸うかどうかや日々の運動状況、食生活によって保険料を最大30%割り引くというものです。

他にも、本書ではFinTechを用いてDNAなどによって先天的な疾患の確立を予測し保険料率を割り引くようになるのではないかという予測もあります。

他方、損害保険の分野ではテレマティクス保険というどれくらい運転するか(実走行距離連動型)とどう運転するか(運転行動連動型)の2つのタイプが存在します。日本においては前者の走行距離に応じて保険料を割り引くというプランは存在します。しかし、後者は保険料率を割り引くという形では存在していません。

「やさしい運転キャッシュバック型」保険というものがソニー損保から出ていましたが、現在は廃止されてしまいました。運転行動を検知する機械を設置し、危険運転をやめさせるよう促すという方向に変わったようです。

保険業界において、FinTechを用いることで今後どのような商品が生まれていくのか楽しみですね。

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