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コスパの厨二病

こんにちは小林嘉明です。

今日はコスパについての話。

ビジネスにおいて“コスパ”に目覚めるタイミングってありますよね。まぁ中には、「コスパを考えるなんて非人道的だ」みたいな先入観で気がつかないふりを続ける人もいますけど…

いずれにしても“ビジネスマインドに目覚める“みたいなタイミングはやってきます。

すると、面白いことに大体同じルートをみんなたどるんです。

まるで中学生になったら「自分は闇の眷属」と発言する中二病のように、通過儀礼とも言える考え方をするんですよ。今回は、それを俯瞰的に見てみましょう。

当たり前のことをドヤる時期

「儲けを増やすには、もっと売るか、無駄なコストをカットするしかないんだ」

「そんなこともわからないのか」

なぜだかわからないけれど、ある日突然目覚めはやってくるようです。

つい先日まで「会社の経費は使い倒してやる」みたいなことを口走っていたくせに、突然コストの概念が身に付くんです。

そして何故かまだ気づいていない人をやたらと見下します。

「そんなでかい態度は止めておけよ〜、後で恥ずかしいぞ…」

と思うのは大人の意見。中二病で能力に目覚めた少年は多少の優越感に浸るものです。

効率厨になる時期

“+を増やして−を減らす”シンプルなコスパ概念に気づいた少年は、さらなる高みを目指します。

無駄なものを徹底的に排除して、いわゆる効率厨になるのです。

コミニケーションコストカットしたり、表面上余分にかかっている経費をなくしたりしていきます。とにかくこの時期は徹底的にやりたくなるので、周りから見ると過剰な奴と思われるでしょう。

新しいノウハウをガンガン吸収するのもこの時期。知識が増えれば増えるだけ効率が上がるような感覚を覚えるので、楽しくて仕方がないタイミングともいえます。

矛盾に気がつく

知識量の増加に伴って、ある日ふと気づきます。

「世の中には多面性がある」

めちゃくちゃ当たり前の事なんですが、知識量が少ないうちには気づけないもの。

学んだ理屈同士が反対のことを言っている現象にぶち当たるわけです。

この時点で学びを辞めてしまう人もいます。新しい情報から耳を塞ぎ、今までの情報を盲信して突き進む人も少なくありません。

とは言え、すでにそれなりの知識量を持っているので、そこまで困ることもないんですけどね。

一方、学び続けた人は次のステップへ進みます。

コスパの概念が広がる

矛盾を乗り越えることができると、価値観の幅が広がります。

無駄なコストだと思っていたものが、めぐりめぐって利益を上げている。そんな事実に気づいたりもします。

世界に知識は無限にあるし、それを使う方法もまた無限にある。そんな楽しさに気づくタイミングです。

それと同時に、過去の中二病な自分が少し恥ずかしくもなってくるでしょう。いわゆる黒歴史になってきているんです(笑)

コスパが価値観まで広がる

いろいろなものが、二次的三次的につながっている。見方によってはコストとも言えるし、そうでないとも考えられる。

ここまでくるといよいよその“見方“が大切になってきます。

要するに“独自の視点”と言うやつですね。物事の定義を自分なりのスタイルで決めることができるようになりはじめます。

『自分が〇〇と言うスタイルの考え方を尊重するので、これはコストに当たると思う。あなたの考え方は違いますか?』

このように、世界に違う考え方があること、自分がその中の一つの流派を選びとっているに過ぎないことを自覚できるようになってくる。

独自の考え方へ

さらに考えが進んでいくと、独自の考え方を身に付けるようになっていきます。

いや、少し違いますね。正確に言うと、“周りの人から独自の考えを持っていると言われるようになる“が正しいでしょう。

考え方が多層的なので、前段階にいる人からすると理解できない。それを“独自の考え方“なんて名付けるのです。本人からしてみれば、いろいろな考え方をしてみた結果に過ぎないので、多くの場合独自の考えではないと思っているはず。

この段階まで来る人は稀有です。優れているとか劣っているとか、そんな話をしているのではありません。ここまで徹底して考える『酔狂な人間』は少ない、って話です。

そして、この先は無限にあります。もはや“コスパ”とは関係ない領域まで広がっていますよね。無限に勉強できることがあるから、一生楽しめる世界だと思います。しれません。参考まで。

ロードマップとしてどうぞ

どうでしょう?周りの人を観察したりとか、自分の過去を振り返ってみて、思うことをつらつらと書いてみました。

個人の感想ですので、ずれていることも多いと思います。しかし、参考になるポイントもあるかと思いますので、使える部分は参考にしていただけると幸いです。

「なんであの人はこういう考え方をするのだろう」と疑問に思った時に、俯瞰して見るヒントになるかもしれません。参考まで。

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