共鳴
共鳴させる。
2人の感覚と、自分の感覚を可能な限りシンクロさせる。
僕はそれが大切だと思う。
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当たり前と言っちゃ当たり前の話。
写真は『思っている以上』には撮れないんですよ。
もう少しわかりやすく言うと、
「かわいいと思ってなければ可愛く撮れない」し、
「かっこいいと思ってなければかっこよく撮れない」ってこと。
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誰にでも「私はこの人の〇〇が好き」みたいなツボがあるんですよ。
あなたにもあるでしょ?
耳がかわいいとか、目がくりっとしてるとか、しぐさが愛らしいとか、スーツ姿が好きとか。
それです。それ。
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やっぱり新郎新婦の結婚写真だから、なるべく2人のツボに寄り添ってあげたいんですよ。
新郎さんを取る時は『新婦さんが思う新郎さんのかっこいいところ』を拾ってあげたい、ってこと。もちろん逆もしかり。
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僕も一応プロなので、『普遍的なかわいさ』とか『万人ウケするカッコ良さ』みたいなものはそれなりに撮れます。
でも、できたら『二人にとっていい写真』でありたいと思う欲があるんですよ。
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だからなるべく感覚を近く持てるようにする。広い見識を持つ。二人のエピソードをたくさん聞く。想像する。でも決めつけない。だけど形にしてあげる。
…めっちゃ難しいです(笑)
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正直、僕に弟子のカメラマンがいたとしても『やれ』とは言えないと思う。それぐらい僕の個人的な感覚でこだわりの部分。
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この日は、海辺に向かう車中で新郎さんが一言『背の高い女性が好きなんです』と漏らしたんですよ。
『お、それなら背の高さがググッとくる写真撮りたいな』なんて思って残したカットです。
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背が高い女性の美しさというか、スッキリ感というか、空気みたいなものが出せてるといいなー。
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そんなことを思いながら撮影してます、って話でした。ではまた次回。
僕の活動を応援していただける方からの温かいサポートもお待ちしております。 やる気百倍です!(個人の感想です 笑) いっそう精進します。