子離れ初期段階、突破
二段ベッドを買って以降、涙涙の数日間を過ごした後、なんとか冷静を取り戻し、寂しさは変わらないまでも、努力賞ものの努力を意識して、なんとか、「今までのように子供に挟まれて寝たい!」を克服しつつあります。
子供はやはりさすがで、すんなり環境に順応というか、大人の比には全くならないレベルで日々、成長しているので、6歳の二女こそ、数日に1回は「ママと寝る!」と言ってはくれますが、ほとんどの場合、それぞれが勝手に、自己の睡魔と調整しながら、一人で寝る体制に相成りました。驚くほど自然に。
実践してみて初めて、必要な試練だったかもしれない、と思います。私は割と承認欲求がもともと強く、自分に自信がないタイプだったので尚更、子供たちの無垢の愛情に依存しがちな面があったことは、直視したくない事実としてありましたので、自分のためもありますが、何より子供たちのために、ママと心身共に離れる時間を、物理的に確保していくことは、意味があったなと思います。
子供は純粋で無条件に優しい生き物です。大好きなママが寂しそう、辛そうと思ったら、全力でママの望み通りにしようとしてくれます。自分の命に換えても幸せになってほしい子供達に対して、そんな関係を望むのは絶対に違うので、ママは、ママのスタイルがあるんだよ、という姿勢を取る練習です。
今まではなんの迷いもなく、子供たちを最優先にあらゆることを選択してきました。それが自分の幸せでもあるという前提で。子供たちが全身全霊で自分を求めてくれることが最上の喜びだったから。人生でこんなに自分だけが求められること=幸せなことってある???って、心から痺れていたから。
そんな状況は当然、ずっと続くわけはなく、でもあまりにも甘美な、経験したことは無いけれど多分、麻薬みたいなもので、子離れは、その副作用に襲われているようなものなのかな、と想像します。
少しずつ少しずつ、子供たちの世界が広がり、その分、親が知る範囲が減っていく実感がリアルです。今のうち、今のうちに、家族活動を味わっておきたい。「ママ、ママ!」と言われるうちに、「ちょっと待って!」と言わない反応がしたい。一人部屋を求められるまで、ウザがられる親にならないようにしたい、休日を友達より親と過ごしてくれる時間が1秒でも貴重。まだギリギリおんぶができる体重のうちに。
日帰りで遊びに行った帰り道、はしゃぎすぎて早々に眠くなった二女が、電車でもたれかかってくる。そのまま寝入って、仕方がないとおんぶして帰る。その愛しい重さを、一生忘れたくないと思う。
いずれ子供達より体力が劣る日がやってくることが恐怖でしかない。迷惑をかけたくない。そんなことも考えるようになりました。資産運用?苦手なお金周りの勉強も、自分じゃなく子供たちのためならば、頑張れるかもしれないよね。
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