お絵かきをしたいのだ~お絵かき楽しいかもしれない運転編~

お絵かきをしたいのだ~お絵かき楽しいかもしれない運転編~

「かもしれない運転」、皆さんは守っているだろうか。
「脇道から子供が飛び出てくるかもしれない」
「交差点で相手が一時停止を守らないかもしれない」
「バイクがすり抜けてくるかもしれない」
とかである。
断じて
「俺はバレンティーノ・ロッシかもしれない」
「俺はミハエル・シューマッハかもしれない」
「俺は寺田陽次郎かもしれない」
「俺は本田宗一郎かもしれないので空冷エンジンしか乗らない」
「俺の実は車に乗っていなかもしれない(水槽の脳)」
「俺の眼の前にある壁の色が突然変わるかもしれない(フレーム問題)」
「俺の認識する赤は他の人は青と認識しているかもしれない(クオリア)」
などではない。

閑話休題。

さて、前回の投稿からほぼ一ヶ月。
「神絵師になってチヤホヤされてェ~~~」
「俺好みの絵が無いから自分で描くしかねェ~~~」
と一念発起して二次絵を描き始めたわけだが、結論から言うと
「お絵かき楽しいかもしれない。」
というか、1日一度クリスタを立ち上げてスタイラスペンを握らなければならないという焦燥感に連日苛まれている。なんだこれ。

では、ここまでどういう経緯を辿ったか、前回も書いたように「描いている時どんな気分・思考だったのか」を基準に書き綴ろうと思う。

■1.人生初の二次絵
お絵かきをしたいのだ~黎明期編~を参考のこと。
""7/11日現在で、既に「なんでこんなもん投下したんだろう」と穴を掘って埋まって鉄板で蓋をして溶接して即身成仏でもしたい気分である。""
と書いているが、一ヶ月後の現在でも「なるべくなら視界に入れたくねえ!!!」という気分である。
なお、Pixivの作品管理画面で必ず目に入るので、ほぼ毎日嫌でも見ている模様。

■2.人生2枚めの二次絵
1枚めの絵を描くにあたって、いろいろ制限を自身にかけたが、今回も重めの制限をかけた。
・どうしても描き方がわからないところ除いてトレスしない
・全身を描く
・背景も描く
・「何かを持っている手」を描くのはとても難しいので、両手に何かを持つポージングにする
・たとえ何時間かけても、ペン入れしてフルカラーで描き上げる
以上だ。
かくして、のべ52時間をかけて描き込んでいたのだが………飽きた。
最初の20時間ぐらいは、「よっしゃやったるで!」ぐらいの勢いだったが、
次の20時間ぐらいで「つらい…何度線を引き直しても納得できない…」「あ、デッサン崩れ見つけた。描き直さなきゃ」となり、
最後の20時間になるとクリスタを立ち上げるのも億劫になり、気分転換して背景を描こうとしたところで完全に手が止まってしまった。描き上がったイトスギがヘタクソすぎて、わずかばかりに残っていたモチベーションが完全に失せてしまった。
実は、植物を描くのはものすごく難しい。イラストを描くスキルより、対象をどれだけ観察して生物的デザインを理解しているかがキモになってくる。
で、私はぜんぜんダメだったわけだ。なんだこのマリモみたいな物体は。

今回の反省、得られたこと
・高望みしない
・背伸びしない
・上菖蒲は放っておくと絵を描いて徹夜するので、切り上げるタイミングを見つける。

結局、描きかけのものをPixivにぶん投げて供養した。続きを描くことは無いだろう。

■インタールード デッサンの練習
お絵かきをしたいのだ~黎明期編~にも書いた通り、訳あって平日昼間もガシガシ絵を描いている。で、訳あって平日昼間は2時間という区切りで絵描きを強制的に切り上げなければならない環境にいる。
ペン入れを要するような絵は流石に2時間で描けないので、手元にある「モルフォ人体デッサン」を元に手や足のデッサンの練習を何回かした。

練習なのでPixivにも上げていないが、「手」「足」「スマホを持った手」「バンザイした上半身」の4つを、この一ヶ月に描いた。
不思議なことに、ペン入れしなくてもいいと分かっていると手がガンガン進む。理由はよくわからないが…「義務感」とか「使命感」とかそういったものを感じない。線を引くとそれらしいものが出来上がっていくのが楽しい。
それと、回数を重ねるほど描くのが早くなっていく。上記の通り、「手」「足」「スマホを持った手」「バンザイした上半身」の順で描いたのだが、見ての通り後者ほど難易度が高いはずだが、どれも2時間で一応の形にはなった。これがまた面白いし、次はどれを描くか楽しみになる。

■インタールード 髪の毛だけ描く練習
「人生2枚めの二次絵」を描いている中で、ヒトのほうで一番気に入らなかったのが髪の毛だった。何度描いてもモース硬度6って感じの妙な髪型にしかならない。
気に入らないので、ハゲの女の子の上半身を描き、その上にいろんなパターンの髪型を描いてみる練習をしてみた。
3種類ほど描いたところで別の絵を描き始めたため中断しているが、自分の腕が如実に現れて面白い。上記の植物の話のように、実際の女性のヘアスタイルを認識できていないとピタッと手が止まるし、手元のドールを参考にロングヘアを描くとスラスラ描ける。
結局、真風(@makaze25)氏の「重力を無視しているからでは?」のアドバイスが参考になり、それっぽいものが描けるようになった。

■3.人生3枚めの二次絵
人生2枚めで大失敗したので、1週間ほど描くのを休憩した上で、今回は制限をゆるくしてみた。
・ドールをデッサン人形代わりにするのではなく、ドールの写真を参考にする(模写・トレスではないが、視覚情報→2次元への落とし込みが不要なので格段に楽)
・上半身だけでもいい
・描きたい表情を素直に描く
・ペン入れしなくてもいい
・多少デッサンが崩れてても無視して先に進める
・ただし2時間以内で描く
以上だ。
当然、時間制限もあるしペン入れしないのでクオリティは大きく下がったが、描いている時の充実感は人生2枚めの時よりずっと上だった。
当初は色塗りまでは出来ないという見立てだったが、首から上まで彩色する程度まで仕上げることができた。はやい。すごい。

今回の反省、得られたこと
・参考にできる写真・イラスト等があるとものすごく早く描ける
・描きたいものを描くと楽しい
・なんか描く速度がどんどん早くなってる
・一本の線を引く(ストローク)の失敗率は相変わらず。線を引く→Ctrl+zの繰り返し回数が半端な数ではない。

■4.人生4枚めの二次絵(いまここ)
人生3枚めがすごく楽しかったので、その日のうちに4枚めに着手した。
3枚めはターゲットを選ぶのに時間が掛かった(なんでだろう)が、今回はTwitter上のやりとり上で良いネタを見つけたのでそれを絵にしてみた。
・初めての二次創作(東方の射命丸文を描いてみる)
・上半身だけでもいい。なんならトルソーでもいい
・描きたい表情を素直に描く
・今まで描いたことがない、目を閉じたタイプの笑顔を描いてみる(上記とは矛盾していない)
・ペン入れしなくてもいい
・多少デッサンが崩れてても無視して先に進める
・午前1時までに切り上げる
以上だ。
今回も3時間程度の制限がありペン入れしないのでクオリティは大きく下がったが、これもまた描いていて楽しいし、なぜかわからないがサクサク筆が進む。うーん楽しい。

今回の反省、得られたこと
・二次創作だとPixivに上げた時の閲覧数ほか反応が桁違い
・閲覧数ほかRTや反応が多いと、やっぱり嬉しい
・描きたいものを描くと楽しい
・一本の線を引く(ストローク)の失敗率は相変わらず。線を引く→Ctrl+zの繰り返し回数が半端な数ではない。
・ZUN絵を直接参考にするのは半端じゃなく難しい

さて、次は何を描こうか。


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