愛の不時着
立て続けに韓国ドラマをみてます。
梨泰院クラスの次に、この流れで見てる人多いと思いますが「愛の不時着」。
2000年代最高のドラマなんじゃないかなってほど面白かったです。
物語のベースはロミオとジュリエットや、織姫と彦星みたいな障害のある恋ですが、その間を38度線にしたことで現代での障害のある恋にリアリティのある設定に成功してて、その障害を超えるために努力をしている2人を見てると思わず応援したくなるほど主人公の2人が魅力的。
恋愛だけじゃなくて様々な愛情の描き方に共感しました。
親子愛、友情、男女間を超えた愛情を丁寧に描いててオリジナルストーリーながら古典のような重厚感と「運命の恋」の萌え要素もたっぷりで楽しかったです。
資本(お金)の力と、お金の無力さも同時に描いててとっても現代的だなと、そこも感心しました。
象徴的なのは北朝鮮での暮らしが、先進国の目線で見れば50年前の暮らしのように描かれてるんだけど、暮らしの丁寧さや、心の豊さで言えば決して先進国に劣るものとして描かれてなくて、むしろ一部の北朝鮮の人々の方が心豊かに暮らしているんじゃないかと感じるような描写がありつつも、軍事社会である恐ろしさも描いてて隙のない脚本です。
主人公の味方である登場人物は北朝鮮の人々も韓国の人たちも。全て優しさに溢れたキャラクターで、見ていて気持ちがいいです。
それは役者の演技力にも起因するもので韓国俳優の演技力の高さにも舌をまきました。
特に主役の2人ヒョンビンとソン・イエェジンのスペックもりもりなキャラクターにリアリティを持たせる演技力凄いです。
個人的には、このドラマの面白さの50%ぐらいはソン・イエェジンさんの演技力に依るもの思うほど彼女の演技は素晴らしいです。
ただの恋愛ドラマを超えた感動のあるドラマでした。
長いけどもう一回見たくなるほどに面白かったです。