Tip of memory

消毒液で点滴をした。雅楽がストリートに舞い
ラジオで流れ嗄れた声でアナウンサーは興味底無しに一昨日の天気予報は晴れのち曇りだったと画面越しの老犬に向かって発したのだった。肋骨と能は半出生の境地に立たされた窓辺の枠だったらしいと博士は私に秘密事の様に教えてくれたが私は骸骨と生誕の関数値について知りたいだけだった。神隠しと少女は何処か似ているらしいが破片から成り立つ体(てい)と体(てい)から成り立つ部分的肉片は鹿に食され器官ないし、水辺で天国に祈るようにただ流水しているらしい。明日会えたら何を話そうか少しだけノートにまとめてみるが、ぎこちない会話の末端を羅列しているだけに気付き、窓から丸めた紙を放り投げた。星々の血管に行き着いた矢先 閻魔と子分のx-y=3a-1+8 銀河鉄道で迎えに来てくれたそうだ。「お待ちしておりました。」
月影に覆われたコペルニクスに憧憬を抱いた1人の博士が括弧で収まる嘘をついては、私の事を手招きしている。夢は記号的に果てない悲しみの寒暖地(国語辞典p555参照)と意味付けされてるらしい。時刻は午前0時0分 スクリーン越しから観た夢と眠りについて明日に希望を抱いた少年が見た夢は道徳の授業で習った。定位置とYUMEのポジション 暖簾を潜ると 母がいた。曜日は忘れたが思い出せるのはそこには母がいたこと、言葉を忘れる時間はまだまだ掛かりそう。付着した屑は中々取れないらしい。

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