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映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」

生命誌研究館いってみたいな〜!と思って何年たったかしら。

劇中に出てくる、学者さんたちのトーク、対談がめちゃくちゃおもしろかった。内容濃すぎて、聞いてるだけでせいいっぱい。くらくら。ギリギリ記憶にのこり、印象的だったのは以下の2つ。

・ダーウィンとファーブルが文通してて、身近な観察に重きをおいたファーブルが身近な例から反証をみつけ「進化論ちがくねーか?俺はしんじないぞ」とかいうことをダーウィンに言ってたけどふたりはお友達だった。なんとナイスな関係でございましょうか。

・現館長さん(?)が「人間の細胞はぜんぶで60兆個と言われてきたが、さいきんの研究で37、8兆個ということがわかった。でも、60兆個だったのが37、8兆子と分かってだれが得するんでしょう?べつにだれも得しないのに、"ほんとう"があるんだとすればそれに近づきたいという欲望が人類にはある。これが、ぼくが人間を信頼できる理由のひとつです」

こんなの氷山の一角で、ほかにもいっぱいいっぱい「ほほお〜ん!」と小鼻ふくらましておもしれ〜と思えることがゴロゴロころがっているんだろうなあ、と明るい気持ちになる映画でした。

むかしから、自然を研究してる人と、冒険家の安定したねばりづよい物腰(&そこからくるゆったり感)、みたいなものには神々しさをかんじます。幼少期に教会でえらそうにしゃべってたおっちゃんは全くリスペクトする気にならんかったけど・・・。

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