映画 「away」

ラトビア出身の青年がたった1人でつくったCGアニメ。3年半かかったそうな。

CG映画を個人制作できるってことは、個人の抱く世界そのままが映像になったもんを、他人が見れちゃうかもしれんってことだよな。ロマンですね。
ゆくゆく万人の脳からすくいあげた映像をカタチにできるとしたら、それって一体どんななんだ?夢とはまた別のものができるような気がする・・・けど、可能になっても法で禁じられちゃうかな。

とくべつ創作活動なんぞしてなくても、つくる技術ゼロだったとしても、身のうちにおもしろい世界をもった人って必ずいると思うんです。そういう人のおもしろさをバーンと目の当たりにできるとしたらこりゃあ最高かもしれん・・・という妄想をしました(じっさい、そんな単純なお話では済まないんだろうけど)。
でも、創作のバリアフリーというか、解放みたいなものにはやっぱり胸が空く。
かつてカメラは特権的だったみたいだけど、いまやチンパンジーでも手にできるような勢いなので、ひょっとするとCGや映画もべろーんと流布して日常に溶け込んでいくのかもしれんですね。その時代にはわたし死んでるかな。とほほ

それとも、目に見える像って結局自分の脳みそで解釈しちゃうから、他者の景色を見るのはやっぱ不可能?
でもこのアニメ、大勢でつくられたものとは明らかに異質。この先一体どんな展開してくんだろうか・・・って映画でした。

https://away-movie.jp/

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