映画「不気味なものの肌に触れる」
男子高校生ふたりが、川縁でふれ合わないダンスやらしながら不穏な空気をすごす物語。きょうみぶかかったです。
「ハッピーアワー」につづき、「不気味なものの肌に触れる」でも(←わたしが見た順番。制作順序は逆)、
身体WSのようなものが描かれていて、こりゃさすがに濱口さんコンタクトインプロ知ってんじゃねーかな、と思いました。
コンタクトインプロってなにかって言ったら、人と一緒に(いなかったり)くっついたり(くっつかなかったり)しながら好きに動いたり(動かなかったり)するダンスです。このダンスを考えた人いわく、人に見せるモンじゃないらしいので、じぶんと当事者がオーケーだったら基本なんでもオーケーという世界。
あかほしは5,6年前からこのコンタクトインプロをやってます。お猿さんのように(人間らしいことを)何も考えないで動けるので、とてもたのしいです。
濱口さんはいつも、この、お猿さんのような衝動に身をまかせる部分と、そうすることで社会的にアウトな部分とを衝突させることで、お猿さん的衝動の奥深さをさぐっていっているような気がします。
まあ表面的にみればおれが撮ってるのは色恋ばなしばっかりなんだけど、べつにそこがねらいなわけじゃねーんだわ、と映画つくってらっしゃる気がします。
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