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映画「正欲」

この世への違和感が、「地球に留学しにきた宇宙人のきもち」というセリフであらわされていた。
そうだね!と思った(「カモンカモン」でも変わり者のの少年がみる景色を、ほぼ同じセリフで説明してた記憶)。

「地球教」をほぼすべての人類が信仰していると仮定したばあい、私が「地球教」の信者なのか、「地球教」から派生したカルト新興宗教の、たった一人の信者なのか、はたまた教祖なのかは定かでありません。

高校では「イケてるか」「モテるすてきさ」のようなものをまとっているか?がすべてを総べる価値観だったように思います。わたしだって、そりゃ恋みたいなものをしてみたいお年頃でしたから「モテなくていいんじゃわしゃすきに生きる!」と振り切る勇気もなく、結果すごーく中途半端な状態になって、その中途半端さによる気持ち悪さや不満でまいにち爆発しそうでした。

そんなくるしさから出た言葉でしょうか、ある日わたしは母にこう言ったようです。
「宗教はひとりでやるもんだ」
どういう経緯でそんなフレーズが飛び出してきたか、32になった私には想像もつきませんが、10数年たった今もこの言葉には賛成です。

ひとりひとりが勝手に、ほんとうに信じられるものを信じていたら、勧誘しようとか大人数で同じものを信じようとか、その組織の中で上下関係をつくろうとか思わないはずなのでは?
そんな幼稚なことを、あなたの信じる神はあなたに命じるのでしょうか?あなたの信心たりてなくないですか?

そんなことを考えてたなー、みたいな映画でした。
おかえり、わたしのヒリヒリなメモリーたちよ。

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