映画「14歳の栞」
実在するクラス(中2)の1年間を追ったドキュメンタリー。
作品の性質上DVD化されないということで、見てきた。
「クラスにおける自分ってこんな立ち位置、こんなキャラ」と諦念しながら生き抜く生徒たちのすがたが痛々しくて、なつかしかった。私の友人には、その諦念をいまだに胸にのこす人もいる・・・わたしもひょっとしたら?
「お前はこういうヤツ」という視線がきびしければ、人は、他者にとって"大丈夫"な部分しか見せなくなり、ちいさくなる。
けど、「お前はこういうヤツ」という視線がもしやさしかったら「自分にはこんな部分もあるんだよ〜」と、おおきくなれるとも思う。
個人をちいさくするコミュニティーと、おおきくするコミュニティーの違いはなんなんだろう。
人数が増えるほどきびしくなりがちなのは、きっと摩擦を避け、ゆるされる最小公約数で存在するようになるからじゃろうな。あとは「私もガマンしてるんだからお前もせえ」の悪循環。
人間がいっぱい寄っても視線がやさしいってえのは、ムリなのかなあ。
ある男子が、「大人になっても忘れたくないことは?」と聞かれ、
「(ふんわり両想いであるクラスの女子と)アイスをたべたこと。メールをしたこと」と答えてて、かわいさと切なさハンパなかった。ピュアすぎてあいての娘には到底言えんセリフなのでは?なんてスレたこと思っちまいましたが・・・いやあまぶしかった。
まあそう言えるかはさておき、せめてそう言いたい気持ちぐらいは、ばあちゃんになっても覚えていたいものです。
https://14-shiori.com/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0L0-Otq7OqC4A5sPtp2Pa68GjlmK2deDkVbmR9zZuGrnVvjfJTSHhOYSk_aem_Ac1kV2oGTu3r9vzyV20y6cImGPlVV5w_oyOs_gff0wmSqJs_bQJcLXyRB1B8yUhv-KtRudRgZRRAgRV0FAR4F6dT
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