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芥川龍之介  「居留守」

それからずつとうちにゐた。電話は皆留守だと云つて断つた。閉門謝客独敲詩と詩人が云つてゐいる。居留守は支那文学の伝へた風流の一つである。

[大正三年一月十二日 小野八重三郎宛書簡]





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