芥川龍之介 大正六年七月二十六日 川柳一句 蝙蝠
蝙蝠やゆすりそこねて二朱一つ
人相書きに蝙蝠の入墨あり
これは機関学校教官の余戯だ 頓首
[大正六年七月二十六日 松岡譲宛]
まあ、余戯であろう。
なかなかこう一気呵成にはいかないものだ。
山口平蔵ねえ。
蝙蝠のめくさり金に目がつぶれ
これでは川柳だ。
安といふゆすりにみかはす二朱一つ
まだ川柳だ。
いやそもそもこれは川柳だ。
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蝙蝠やゆすりそこねて二朱一つ
人相書きに蝙蝠の入墨あり
これは機関学校教官の余戯だ 頓首
[大正六年七月二十六日 松岡譲宛]
まあ、余戯であろう。
なかなかこう一気呵成にはいかないものだ。
山口平蔵ねえ。
蝙蝠のめくさり金に目がつぶれ
これでは川柳だ。
安といふゆすりにみかはす二朱一つ
まだ川柳だ。
いやそもそもこれは川柳だ。
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