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芥川龍之介の『ナナの言葉』をどう読むか① 姉の婿の女の息子

 それにしても真面目に調べれば調べるほど近代文学は解らなくなる。芥川龍之介の作品で読み落としがないかと調べていたら、見覚えのないタイトルが出てきた。確かにこの作品は読んだ記憶がない。

 思わず冷汗が出る。ここにかなり重要なことが書かれていたのではと焦る。

社会運動の状況 〔第16〕 内務省警保局 編日本資料刊行会


 しかしそんな作品が本当にあったかな?

 もしかして『侏儒 ( しゅじゅ ) の言葉』のことか。

 それとも『ナナの言葉』という作品が本当にあるのか。

 この世には別の芥川龍之介が存在するのか。



 これと関係ある?

[余談]


山房札記 森林太郎 著春陽堂 1919年
山房札記 森林太郎 著春陽堂 1919年

 

山房札記 森林太郎 著春陽堂 1919年



 細木香以の姉の婿が山王町の書肆伊三郎で、伊三郎の女、儔(とも)が芥川を生んだ?

 まあ森林太郎が書いているんだから間違いないか。


新茶話 薄田泣菫 著玄文社 1919年

いや「あくたがはりうのすう」という小説家のことかもしれない。


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