投資指標の見方、使い方(移動平均、MACD、RSI)
前回の続きです。
※今回も、初心者向けですので、細かい説明はしません。
前回はPER、PBR、配当について説明しました。
今回はチャートにおける指標の見方を説明します。
参考にビットコインのチャートを載せます。
移動平均
言葉のままです。カッコの中の数字が何日分の平均値かということです。
移動平均から読み解ける事は価格の方向性です。
例えば年明け早々に10日移動平均線が25日移動平均線を、1月の半ばに25日移動平均線が75日移動平均線を上回っています。
ここから言える事は過去の値動きに対して、ここ最近の価格の上昇が大きいという事です。
売りたい人よりも買いたい人が多くいる状態ですね。
一般に短い期間の移動平均が長い期間の移動平均を上回る時は価格は上昇する傾向があります。
MACD
マックディーと読みます。
移動平均と似てますよね。
それもそのはずで移動平均を少し加工して作られた指標です。
投資指標は移動平均を加工して作られた物が非常にたくさんあります。
個人的にはMACDが使い易いです。
細かい説明はしませんが、赤い線が緑の線を上抜いたら買い、下抜いたら売りの指標になります。
これに補足して赤い棒グラフと青い棒グラフがあり、ヒストグラムと言います。
赤い棒グラフが出ている時は買われている、青い棒グラフが出ている時は売られていると判断できます。
RSI
これは買われ過ぎ、売られ過ぎの判断に使います。
10月頃、価格が急落している所を見てください。
RSIの値は20くらいになっていますよね?
これは売られ過ぎを示しています。
これを見て、そろそろ買おうかなと思った人が増え、10月半ばにMACDの指標が好転します。
そして、10月末頃に10日移動平均が25日移動平均を上抜き、価格が高騰します。
高騰しRSIが70くらいになったところで買われ過ぎと判断した人達が売り出し、その直後にMACDが反転し、続いて移動平均も下抜き、価格の急落が起きています。
ただ、ここ最近はずっと70くらいで推移しているように、まだまだ上がると思っている人が多い時にはあまり機能しなくなります。
70付近をずっとウロウロしていて、他の指標も良いのであれば、強い上昇の裏付けと判断してもいいかもしれません。
ちなみに、年を明けてからのビットコインはMACD、移動平均もずっと上向いており、かなり強い上昇の勢いがあると読み取れます。
これには半減期というビットコインのイベントが関係していると思われるのですが、気になる方は私のこちらの記事を読んでみてください。
投資に絶対はないので、指標通りに行かない事は多々ありますが、少しでも知識があれば、いざ、売り買いをしようという時の判断基準にはなると思います。
長くなってしまったので、今回はここまでです。
次は配当についての少し詳しい話、企業業績の見方などを記事にしたいと思います。