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カジノとワタシと化粧品(マカオ)

先日、久しぶりにマカオの知人に連絡をしました。
私がマカオのカジノIRにある「日本アイテムセレクトショップ」で、
バイヤー&輸出担当をしていたころの同僚エディに最近のマカオ事情を聞いてみたかったのです。

IRは、「Integrated Resort」の略で日本語では「統合型リゾート」と呼ばれ、カジノをはじめ、国際会議場や劇場、展示場、ホテル、ショッピングモールなどの複合施設の集合体を指します。



「マカオの景気は段々戻って来ました。
カジノに来るお金持ちは減りましたが
以前よりもファミリーや若い観光客が増えました。」

そんな返事が返ってきました。

コロナで大打撃だったカジノであるが、現在のマカオはエディの返事では
普通の観光地になっているようなので、化粧品は売れなくなってそう・・・という印象です。

ところでなぜ、私がマカオ?なのですが、
私はそれまでも海外との仕事が多く、化粧品やサプリメントに関する
輸出関連の業務も経験があったので、
(美容部員歴より、なんだかんだで会社員生活の方が長いので。)
たまたま化粧品に詳しくて、そういうことまるっとできる人ということで、
縁あってマカオのカジノIRのお仕事をすることになったのでした。

その時のカジノIRは、中国本土からの富裕層がカジノへ多く来ており、日本の化粧品やサプリメント、お菓子など人気がありました。
日本の化粧品をセレクト&バイイング、インボイス、輸送便などの輸出手配に加えて、現地での販売員への研修が、その時の私の仕事だったのです。

ここまで書くと、“やっぱり日本のもの人気があるじゃない!”と思うかもしれないですが、勘違いしてほしくはなく・・・、
どちらかというと、人気がなくなっていくのを目の当たりにしてきたという方が近いかもしれないです。
現在、マカオに限ったことでなく、中国人からの人気の化粧品は、日本のものとは言い切れないのが寂しいところです。

時代のスピードについていかないといけないですね。

マカオでは、長く同じ仕事を続けるというのがスタンダードではないらしく、すぐに一緒に働く人が変わるのに最初は驚きましたが、
まあ、それも悪くないかもしれません。
ちなみに、エディと呼んでいますが、香港やマカオの国の方々はだいたい
こういうカタカナの相性で呼びます。
(20代のころ仕事をしていた時、香港帰りの日本人がトーマスと名乗っていて、何でトーマスなの??とずっと疑問でした)

私もですが、エディも今はもちろん当時の仕事はしていないです。
私と一緒に働く前エディは、カジノのVIP客のアテンドをしていたようで
私の知らない世界の話をたくさんしてくれました。

他のマカオのメンバーに
「ねえ?マカオに住んでいるみんなはカジノ行くの?」と聞いたら、
「あれだけ立派な施設になるってことは、わかるでしょ?」といって笑っていたのが印象に残っています。

その笑いから、カジノ側が儲かるから、あの豪華さになるんだよという意味だと悟りました。

まさか、ギャンブルに興味がない私が、カジノホテルに
幾度も通うことになるなんて、人生とは面白いものです。
カジノこそしなかったけれど、泊りはいつも豪華なカジノのあるホテルでした。

マカオは、カジノがあるおかげでホテルがとても豪華なのに安く泊まることができるので、香港に行かれる機会があれば、同じ金額でも泊りはマカオの方がいいホテルで過ごせるのでおすすめです。
船で1時間ぐらいで香港に着くので、近くて便利ですよ。
今度はマカオー香港は、道ができているのでバスで行ってみようと思います。

一度、中国人の同僚と日本→マカオ→香港に仕事で移動しようと思ったら
「中国のパスポートでは、香港に行くにはビザが・・・」とか言っていたような・・・。
そんなことで、なんだか結構手間がかかっていたみたいでした。

(香港って中国なのに、中国人より日本人の方が行きやすいという謎)

この時、やっぱり日本のパスポートは、最強だと思ったのでした。


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