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男子大学生 人生で初めての恋 1

男子大学生、20歳にして生まれて初めて恋をしてしまった。

まずは自分のプロファイルから。
僕は大学二回生。今まで恋愛というものには無頓着で、彼女というものがいた事はあったが長くは続きしたためしがない。大学に入ってからも恋愛とは無関係の生活を送っている。

そんな僕に初めて、その人の「恋人」になりたいという感情が芽生えた。

「恋人」という表現をした事には意味がある。その人は、男性だからだ。

大学生になってから、自分自身の恋愛感情がもしかしたら男性に向いているのではないか、、、?
そう思うようになった。

僕は女性に対して、今まで恋愛感情というものを抱いたことがなかった。中・高校時代から友達として女子生徒と関わることが多かった僕は、ただ単に「友達だから好きになる事は無い」と思っていた。

大学生になり、少しずつ周囲と話が食い違うことが多くなり、違和感を感じ始めた。例えば、好きなAV女優の話や恋愛話など。興味が湧かなかった僕は何とかして周りの男友達と話を合わせてやり過ごす日々。

さすがに興味が無さすぎるということで焦った。
もしかしたら自分はゲイなのか、、、?

確信はしていなかったがもしかしたらと思い、ゲイ専用のマッチングアプリに登録。

誰かも分からない人と会うのは怖かったので、同じ大学に通っているというA君とチャットを始めてみた。
チャットを重ね、この人なら悪い人じゃないだろう。僕は会うことを決心した。

そして昨日、A君と遊びに出かけることになった。
ウキウキとドキドキの両方が僕の心臓を駆け巡っていた。

お互いの顔は知らなかったので着ている服装を教えあい、会う事に成功した。A君は服装もおしゃれで、テキトーな服装で行った僕は少し恥ずかしい思いをすることになる。

とりあえず食事でもしようと、近くのカフェに出かけた。そこでA君とお互いの所属しているサークルや学部など大学生活について楽しく話した。会ってみて分かったのだが、A君はとても気さくで話し上手。

その後、ウィンドーショッピングをしてカラオケに行く事になった。

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そのカラオケボックスで僕は恋に落ちてしまうとは、、、

僕はあまり歌うのが上手ではないが、流行りの曲から殿堂入りの名曲まで2人で歌い楽しく過ごしていた。下ネタなどの話をかましつつ、2時間くらい歌っていたとき、突然。

A君はその手を僕の背中からそっと伸ばし、肩においた。

僕は少し驚いたが、男友達とならよくある事だったので気にしてはいなかった。

歌も中盤に差し掛かるころ、A君は肩にかけていた手と逆の手に持っていたマイクをテーブルに置き、背中からそっとハグをしてくれた。

僕の心臓のBPMは190になったとかなんだか、心臓の鼓動が徐々に速くなり、歌を歌うことすら忘れてしまっている。

今までどんな女子とデートをしても昂らなかった脈拍が上がっていくのを感じた。男にハグをされたというのに何の嫌悪感もなく、

ただただ幸せを感じて

しばらくその体勢のまま、僕たち2人に沈黙が訪れた。

A君は僕に
「嫌じゃ無い?」
と呟いた。

カラオケボックスでうるさいはずなのに周りの音は全く耳に入らず、A君の声だけが僕の頭の中に入っていくのを感じた。

「嬉しい」
とだけ応えた。

今まで女の子とハグをしても、キスをしても感じることがなかった胸の高鳴りを感じている、、、

そのあとはハグをしたまま話をして、カラオケボックスから出た。

僕はその時すでに、A君に友情とは別のある感情を持ち始めていた。

A君がこの後バイトだったので、2人は分かれて家に帰らなければならなかったのは、いまでも残念だと思っている。

「これが恋愛感情というものなのか、、、」

家に帰り落ち着き、ようやく理解した。

今日まで女の子に感じてこなかった感情はこれだったのか...

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大学二回生になって初めて、初恋をした僕の話です。長々とまとまりの無い文章を書いてしまい申し訳ありませんでした。読んでくださった方、ありがとうございます。

Ps. 
「男子大学生 人生初めての恋 2」は今後更新していく予定なので、フォローしてくださると嬉しいです😊


#ゲイ #初恋#恋愛#大学生#男子大学生

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