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#0 気づき:人を動かすのは強制力ではなく「魅力」

日本経済新聞社記事より引用しています。
【東福岡高ラグビー部監督が、カルロス・ゴーンに学んだチームの作り方】
「日本一になって当然のチームが、勝てなかったのはなぜなのか。敗北から回復するには、自分のリーダーとしての勢いをなくしてはいけないと思う」
 そのためにもリーダーは学び続ける必要がある。
 「ゴーンさんも、モチベーションの源泉は学ぶこと、そして自分の成長を実感することだと言っています。コーチになって14年、監督になって6年。この仕事はあらゆることにアンテナを張っていないとできない。自分自身が学び続けていなければ、人を引っ張っていくことはできないと思っています」

以下に少しだけ考え方を整理しました。
常に学び続ける指導者ですので、現在はさらにブラッシュアップされていると思いますが、。


1.ラグビーに必要なことは?
「心・技・体」+「生活」
 心:メンタル 精神力
 技:技術 テクニック
 体:フィジカル 筋力 持久力
☆生活の質:トップ選手になるための生活の質を理解、行動
東福岡高校ラグビー部の場合には、クラブの仕事は3年生が行います。
部室の掃除、トイレ掃除、合宿中の食事の準備、道具の管理など 
つまり
「クラブの顔は3年生、2年生と1年生は協力者」

→ラグビースクールにおける道具管理などは中学生の場合だと、最上級生が行い、1・2年生、そして保護者には負担をさせないなど良いかもしれませんね、。

2.練習時間の管理は?
「ラグビーはタイムスポーツ」
 ・家で過ごす時間の確保
 ・リフレッシュタイム
 ・睡眠時間の確保
「練習メニューをタイマーで管理」
 ・コーチの気分で時間を使わない
 ・スポーツ技術向上は練習だけでは養われない
→小学生や中学生に1日に3時間も4時間も練習するチームがありますが、指導者の皆さまの練習スケジュールなど聞いてみたいと思います。

3.各自が生産性を上げる集団になるには?
 「目標達成のために導いてくれる行動力のあるリーダー(指導者)が不可欠」
 <エディージョンズ>元日本代表監督・現イングランド代表監督
 「リーダーが組織の中で一番ハードワークする存在。
選手たちはリーダーのその姿、本気度を必ず見ている」
【リーダーが絶対にしなければならないこと】
 →「安全の確保」
 ・大切な身体が守られる
 ・安心して練習・試合ができる
 ・命が保たれる
 
→怪我をしてても出場した!なんてジュニア、ユース期に美談にせず、安全を最優先しましょう。

4強い集団とは?
 「各個人が目標達成のため判断/決断を繰り返し、行動できる集団」
<強制力を優先にしているリーダーシップは全国ベスト8には入れても全国NO.1にはなれない>
 現場で選手たちが自主的に瞬時に
 ・判断
  ・決断
   ・行動
     できる環境でなければならない
<選手たちに判断し動いてもらいたけれれば>
 「まずしっかり教える事」
 全体像を教えて、スタートラインまで導いてやらないといけない
★教えるとは→納得させて、行動を変えさせその行動を継続させること
 「教える」心まで変えることはできない
 「行動を変えていく」その人ができなかった事が出来るようになる
<教える種類>
①体が覚えるスキル
②頭で考えるスキル
③やる気スキル】
 ①体が覚えるスキル
  スモールステップから教える
  相手をよく観察し「その事だけフィードバック」する
   ・できている事、できていない事だけ情報をあたえる
 ★スモールステップ&フィードバックの繰り返しがお互いに信頼関係が生まれてくる
教えることの最終目標は 「相手が自立して出来るようになること」
②頭で考えるスキル
 記憶すること
 ・問題解決すること
 ・話したり書いたりすること
 ★複雑な問題を単純な問題に分解して、それを段取りよく解決していく方法を教えてあげること
 教えている相手は
  :耳で聞いた事が強く残る(聴覚優位型)
 聴覚型か視覚型か?
  :目で見た事が強く残る(視覚優位型)

 聴覚型…物語を聞いているかのように語って教える
  視覚型…図を描いたり、グラフを描いたりして教える

<問題解決法を教える>
「どうしてわからないんだ」:禁句
「自分で考えて解決してみろ」:禁句
解き方のパターンを教える(スキーマー)
スキーマーを獲得させる
<チーム(自分)をプレビューさせる>
「KPT法」
K:キープ 良かった事・続ける事
P:プロブレム 悪かった事・問題点
T:トライ 次に試す事 修正する事

③やる気スキル → 会話を質問に変える
 コミュニケーション
 リーダーからアプローチする事
 「単純接触効果(ザイアンスの法則)」 

 人間関係の親密さは接触回数、接触頻度が多ければ多いほど増大する
【メンバーのストロングポイントを知る】
メンバーに自信をつけさせる:「このメンバー(君)だったら出来る」と伝えて仕事をしやすい環境を整え、任せる
<喋りすぎるリーダーは二流>
理論)
・マネジメント論  
・忍耐
・行動心理学 
・コーチング

実践)
・声かけ
・笑顔
・質問
・フォロー
・忍耐

【選手が一番求めているのは】
自分の事をちゃんと見てくれて成長させてくれるリーダー
 ・自分に適切な役割を与えてくれて正しい方向を指し示してくれる
  ・選手を観察してちょっとの声かけが選手を安心させ、やる気にさせる

最後まで読んでいただきありがとうございます。

当たり前のことが
当たり前ではないと思い知らせれた 
2020年のスポーツ界

第100回大会全国高校ラグビーフットボール大会
福岡県予選大会決勝当日です。

出場するクラブ卒業生へ
こうた、しょう、こうへい
かんた、けいと、そういちろう

enjoy every minute of your game.
(試合の一瞬一瞬をエンジョイ=燃焼しろ!)

#ラグビー #ラグビースクール #自ら考え行動する #啐啄同時 #enjoy #東福岡高校 #藤田監督

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