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3Dモデリングを始めてみた

ここ2年ぐらい、趣味でプログラムを書いてきた。仕事がアプリエンジニアなので、その延長みたいなもので。

Qiitaというエンジニアのコミュニティで、いくつか記事も投稿した。有り難いことに多くの方々に見ていただいたし、初めての有料noteも、3000円するにも関わらず驚くほどたくさん買っていただいた。

それ以前には、個人ブログでプログラムとは全く関係ない時事ネタからお役立ち記事まで書いていたこともあれば、最近では自分の思いを綴るだけのnoteもいくつか投稿してみたりもした

そうしていろんな記事を書いていると、人に読まれやすい記事がなんとなくわかってくる(ここで言うのは、タイトルの激しさとかSEOのような表面的な話ではなく、内容そのものの話)。

いち個人であれば、まだ世に出ていない or あまり知られていない「役に立つもの」を公開するのが、影響力を高めやすいと感じている。多くの人が欲しいと思っている機能や情報を提供することで、悩みが解決し、生活や趣味の質が向上する。解決する悩みが大きく、悩んでいる人が多いほど、その反響は大きくなる。

でも、そういう「役に立つもの」は、遅かれ早かれ誰かが作る。そして作られた後も、「もっと良いものを」と更新し続けられる。

例えば去年Qiitaで書いたディープラーニングの記事は、相当なアクセス数だった。それは、扱える人がまだ多くないから。でも、いずれ便利なツールが出てきて、誰もが簡単にディープラーニングを使いこなせるようになるのは間違いない。

すると、性能が低いものは忘れられる。便利さを求めた結果だから、より便利なものに目が行くのは当たり前。よく切れるハサミが開発されれば、切りにくいハサミを買う人はいない。もちろんプログラミングは、そういう世界で新しいものを作り続けるのが面白いものだと思う。でも、やや弱肉強食感があり、個人には厳しい世界な気もしている。

だから、便利さとは別のベクトルである、「感情を揺さぶるもの」を作れるようになりたいとも思うようになった。作品を見ただけで「きれい」とか「かっこいい」とか「面白い」といった、うまく言語化できないような、優劣のない感動を与えるものが作れたら、素敵だなと。誰かのために作るわけではなく、自分が良いと思ったものが、結果として誰かの心を動かすような。その域に達するのは、簡単ではないだろうけれど。

その積み重ねは、作った人の「人となり」を形作ってくれるような気もしている。機能的なコンテンツの積み重ねでは伝わりにくいものでも、アート要素を含むコンテンツであれば、伝わるような気がしている。少し大げさで抽象的だけれど、そんな感覚がある。

別にそれは3Dモデリングでなくても、小説でもいいし、イラストでも漫画でも音楽でも盆栽でも何でもいいのだけれど、自分の興味やスキル的にも、これからの時代的にも、3Dだろうと思った。細かく言うと他にもいろいろ理由はある。でも1番強いこの理由を、文章にしておきたかったので書いてみた。

ということで今、Blenderをインストールして、チュートリアルを見ながらいろいろ作り出している。見出しの画像は、今回作ってみたもの。次回以降は作ったものとその感想をシンプルにコツコツ載せていくつもり。日々あまり時間は取れないけれど、地道に積み上げていきたい。

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