文字で楽しむニコニコメドレー 〜つくってみようメドレーロゴ〜
こちらの記事はKetokuさんが主催している「ニコメド記事投稿祭」に参加しています。
また、4/12〜4/19は「ニコニコネット超会議2020」も開催されていますので、こちらもおうちでまったりお楽しみください。
ニコメド記事投稿祭 まとめ
ニコニコネット超会議
こんにちは。コンクリートジャングルから森に逃げる向坂です。
先日ニコニコメドレータイトルロゴの記事をアップしましたが、もしかしたら制作過程の方が需要あるかもなぁと思ったので、突発ですがニコニコメドレーロゴを作ってみようと思います。依頼するときや自分で作るときの参考になれば幸いです。
(というか前回記事を書き終わって告知したあたりで、もしかして期待されてる……? でもそんなメドレーの猛者に刺さるような話は書けてないぞ……? とビビり散らかしてこの続編を書くことにしました。多少は猛者の御眼鏡に適うようなものになっていれば幸い……)
ちなみにないメドレーのロゴは作れないので、今回はTwitterで「架空のメドレータイトル」を募らせていただきました。リプライをくださった方々ありがとうございます!
今回は「彗星のニコニコ動画」と「Nico Parallel circuit Ep-1」を題材として、流れは実際の案件をなぞるような感じで書いていきたいと思います。
①依頼を受ける
TwitterのDMとかLINEとか口頭とか形式は様々ありますが、まず「メドレーのロゴ作って欲しいんだけど」という依頼をもらいます。
この時に「メドレータイトル」「投稿予定時期」「どういう意図で作成したメドレーなのか(盛り上がる系とかしっとり系とか)」「どんなサムネイルにする予定か(キャラクターが多いのか、ロゴ単品なのか)」「どんなロゴにしたいのか」などがあると話がスムーズに進みます。まぁメドレータイトル決まってない時から作り始めた案件もあるので大体どうにかなりますよ。あと、気になった箇所についてはこちらからいろいろ聞いたりします。
タイトルと投稿時期はなんとなくわかると思うのですが、「どんなサムネイルにするか」とか「どんなロゴにしたいのか」はなかなか伝えにくいかもしれません。既存のアーティストロゴや漫画のタイトル、もしくは好きなメドレーロゴでも、画像をぺぺっと送ってもらうだけでもイメージソースにできるのでありがたいですよ。
ちなみに仕事(コンクリートジャングルのほう)ではデザインのイメージを探す時にPinterest とか使います。
ちなみに作るイメージとかなければないでこちらが勝手に妄想して作ります。それかその時作りてぇなぁと思ってたやつを作ります。
今回は自分がクライアントなので……好き勝手作ることとします。
②ラフを描く
さて、まずはイメージをつかむために鉛筆でラフを描きます。最初からデジタルツールで描き始められる人もいると思うんですけれど、私は紙に描きたい派です。
今回で言うと、タイトルにある彗星とかParallel circuit(並列回路)もちょこちょこ調べつつラフを描いていきます。
今回のラフはこんな感じ。左上にタイトルが書いてあるのは、書いてる途中でタイトルを忘れることもあるため。また英語よわよわの民なので、スペルミスにも気をつけています……。
大体複数案出すので、この時に何パターンか描いておきます。(普段はただの箱が並んでいたり、自分が最低限わかるように描いているのでもっと汚いです)
スキャンは普段であればCamScannerで行っています。(今回はプリンターのスキャナを使用)スマホでさくっと読み込みたい時は便利。
③PCで書き起こす
さて、読み込めたらパソコンで書き起こしていきます。
ソフトはAdobe Illustratorを使用しています。なぜなら一番使い慣れているから……。有料ソフトなので手を出しにくいと言う方はInkscapeやGIMPがよさそう。
モノクロでトレースしながら調整していきます。ロゴを調整する中で色の印象も入ってきてしまうので、始めは色を入れずに作るようにしています。
ラフと書き起こし後。(彗星の方はちゃんと書かなきゃいけないやつと後で気づいたのでラフを書き直しています)
彗星は手書きで書き起こし、ParallelはFuturaという既存フォントを使用しています。この時点で彗星の方の「動画」にちょっとアクセントを入れたり、思いついたことを組み込んでいっています。
④一旦見てもらい方向性を確認する
先ほどの作業を繰り返し、何案か書き起こしたらコンセプト文章を添えて一旦見てもらいます。ここで一回進捗を投げることで「ちゃんと進めてるからね!」というのをアピールできます。
方向性やリクエストが明確なら、その方向で1案ともう1案くらい出し、特にリクエストがなければ3案程度違った方向性で出していきます。
⑤デザインを詰める
ある程度方向性が決まれば、あとはちくちく作り込んだり背景のバリエーションをつけたりします。
背景はフリー素材から持ってきています。
Parallel circuitの方はこちら。写真ならぱくたそやUnsplashも使いやすくていいです。
あとは実際にロゴを置く予定のサムネイルをいただいた上で色の調整を行うこともあります。
ある程度できたかなーというところで実際のニコニコ動画やYoutubeのスクリーンショットにはめ込んでみて、他のサムネイルに負けていないか、可読性は大丈夫そうかテストします。
小さくしても大丈夫そうかのチェックにはSqocさんの「サムネチェッカー」を使用させてもらうこともあります。
というわけで完成品がこちら。
彗星は「これ線画だけでもいいんじゃない?」と思ったので。宇宙にまつわる楽曲を集めたメドレーなんでしょうね。
Parallelは英語の意味からして2曲重ねメドレー? 「Ep-1」とついていたので、こちらの部分の色を変えてシリーズとしての統一感が出るようなロゴにしました。
⑥納品
サムネイルやロゴ単品などをpngで書き出してぺいっと投げつけて終わりです。
あとはメドレー投稿を楽しみに待つのみ! そして投稿されたらめっちゃ宣伝しましょう。RTもしましょう。
ざっくりとした流れは以上になります。
メドレーロゴという視点からの記事はあんまりなかったかなと思ったので、多少興味を引くような内容となっていれば幸いです。
さ、案件くれ!!!!!!!!!!!!!!!
(TwitterのDMなどでお気軽にお声がけください)
追記:「彗星のニコニコ動画」投稿されました!
お題として制作した「彗星のニコニコ動画」が実際にメドレーとして投稿されました。なんとロゴきっかけにメドレーを作っていただいたということに……恐れ多いぜ……。
ぜひご覧ください。
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