トラックパッド - ④ ナチュラルなスクロール
通常、ウインドウの表示サイズより大きな内容は、上下左右にスクロールできる。
この方向を決めるのが、「トラックパッド」という項目の左側に表示される「スクロールとズーム」というパネルの「ナチュラルなスクロール」という項目だ。
Windowsでは、このオプションはOFFになっており、トラックパッドを二本指で上下になぞると、画面は指の方向とは逆に動く。Macintoshでも以前は同じだったが、最近は、同じ方向に画面が動く設定が主流になっている。
理由は簡単で、iPhoneやiPadで用いられる一本指の上下左右の動きが、あたかも表示部分をつかんでいるのように、同じ方向に動くので、それに合わせたのだ。
では、なぜ逆に動くのが当たり前と思われていたのかだが、以前は、スクロールバーを移動させることで、表示部分を上下左右に動かしていた。つまり、表示部分を上下に動かすために、右隅や最下部に表示されるスクロールバーをドラッグしていた。スクロールバーを下に移動させると、表示が上に動いて、下にある部分を表示させるという仕組みだった。その名残で、逆方向に動くことがごく自然だったのだ。
(ビデオ解説)
「ナチュラルスクロール」を使う方が楽かどうか、試してみよう
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