アルミ缶の上にあるミカン

『最後の一個だ!』

この掛け声が合図だ。

家族みんなが大好きなミカンを大人も子供も1つのミカンを奪い合うために勝負する。

大人気ないなんてもんじゃない。
大人達はルールについてあーだこーだと口論をする。
むしろ、子供のほうが大人のようである。
それを子供達はみかんが入りそうなくらいの口をポカンと開けて見ている。みかんを。。。

さぁ、一回勝負の本気の対決。

最後の1つのミカンをトロフィーの如くアルミ缶の上に置く。

ゲームはいつも普通のじゃんけん。

ノーマルかつ熱い。

すぐじゃんけんするのではなく相手と向かい合いなにを出すのかを考えてからじゃんけんをする。

グー、チョキ、パー。

。。。。。。。。。

そして、結果だいたい妹が勝つのだが1人で食べるのは寂しいらしく
なんだかんだ1つのミカン独り占めするより1房をみんなで分けて食べるのが醍醐味である。

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