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GRカローラ日記 Day8 バババ号

  • 家族からGRカローラは「バババ号」という名前を貰った、理由はご想像の通り

  • 1100kmを超えて、4000回転まで回す、速い。でも、美点はエンジンというより、全体の調和にあるような気がする

ゴールデンウィークなる不思議なタイミングのお休み、今年は2つに分かれて間に平日が挟まれています。仕事がお休みな事もあって少し遠くまでドライブしてみます。

2021年にGRヤリスを借りてみたことがあります。その時に、いやいや、競走馬で公道走るのって、アクセルちょんちょんしか踏めないじゃん、と思ったのですが、GRカローラは、あまり車に急かされる感じはありません。動きが結構ゆったりしている事もあり、(アクセルを深く踏まない限り)結構普通に走ることが出来ます。

でも、山道に来ると少しずつ本性が現れます。とにかく、思った通りに素直に走れるのです。この、思った通りってのが重要で、アクセルを抜いて、荷重を少し前にかけながらハンドルを切りこんで、タイヤを寝かしてから、アクセルパーシャルに入れて、アペックスをかすめて、少し加速しながら、ハンドルを戻す、、みたいな普通が、本当に普通に出来る、、。

大事にしているニュートンブレーキ初版本! ニュートンブレーキ出版より
踏力一定ブレーキは雪道の友です

減速のブレーキも止まるブレーキもそうです。たまに鳴くこともあるしダストも凄いのですが、止まる感覚が素直なので、自然にきっちり運転できる。ハンドリングも、ほんの少しの、でも確実なN感がありながら、舵を入れていくとしっとりと手応えが返ってくる。

めっちゃいい、、。

いい感じで山を下って国道へのT字路、信号を待ちます。やっと青になって右折・・と思ったら、左から軽が飛び込んでくる、マジか。でも、ガツンと急制動、目の前をオジサンがこちらを睨みながら走り去る、、。いや、完全にこちら青だし、本当に気を付けないといけませんね、いやはや。でも、運動神経が良い車はこういう時に頼りになります。

キレイな円を描けるように

キレイに走らせること意識して100km位走りました。燃費は12km/l位、良いほうなんだろうけど、もう一台は無敵のクリーンディーゼルなので、燃料費は2.5倍位掛かりますね。2回目の給油です。

2回目の給油、私の地元は日本有数のガソリンが高い地域・・・

エンジンを掛けると、センターマフラーのバルブが開いて、周辺の空気をババババ、と揺らします。高効率な3気筒エンジンは、回転に重みが無い代わりに、スルスルと回ります。そして回転が上がるとターボの加給が立ち上がり、グッと加速していき、アクセルを抜くと少しウェストゲートバルブの音が聞こえる、、。

この車に込められたエンジニアリングと、驚異的な量産技術のハーモニー、だんだん体で理解できてきました。

ハイト系軽自動車に軽トラも交じって、ゆらゆらしながら列をなして走っていく地元の道では、例外的な条件でしか楽しく走ることは出来ません。正直過剰な品質なんでしょう。でも、だからと言って、求められるレベルのモノを作っていては、たどり着けない世界があることは間違えない。

ガソリンエンジンの自家用車は、確かにピークなのかもしれませんね。変化していく世の中を感じながら、とりあえず贅沢を楽しもうと思います

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