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菊花賞 考察

秋華賞凄かったですね。
結果として、◎-消-穴とはいえ、ヒモ荒れしすぎやろ!と言いたい。笑
デアリングタクトは、外外を回して4角でも持ったまま安全に追い上げ直線向いて外から競りかけられてからエンジン点火。
なんともまあ、強い。あれで恐らく仕上げは若干の余裕残しなので、この後のJCが楽しみになる1戦でしたね。

さて、今週は菊花賞となるわけですが、なんと言っても注目は今週も無敗の3冠馬となるでしょう。
京都の馬場も土曜までの外差し馬場から一転、内外フラットな馬場になりました。
コントレイル仕様になったんですかね?笑
それでも、秋華賞がそうでしたが、前が早く動けば外差しが決まる。
逆転候補を探すなら京都巧者の差し馬といった所でしょうか。

それでは、考察に参りましょう!

傾向と対策

①血統
年によって傾向が異なります。
一昨年の様なスローからの瞬発力勝負になれば、米国血統だったり、それこそ蓋を開けてみればマイラーだった。なんて馬が絡むことも多いです。
しかし、淀みなくペースが流れてしまえば、欧州血統の様なスタミナに溢れた血統が台頭します。
ここで問題なのはアルゼンチンの馬だと思います。
確かに、米国血統の様な仕上がりの良さはあるものの、サトノダイヤモンドの様なスタミナのある馬が産まれるのも事実です。
ダート2000mを勝つような馬はスピードよりもスタミナを有するという事なのでしょうね。
以上の事から今年の傾向がどちらに当てはまるか、が大事だと思います。

②前走
やはり1番優秀なのは神戸新聞杯組。
阪神外回り2400mという舞台はセントライト記念よりも京都外回りに近い様です。
しかし、今年は神戸新聞杯は中京開催だった点を考慮しないといけませんね。
あとは、セントライト記念。
面白い事に馬券に絡んだ5頭の内3頭は、セントライト記念時人気なく連帯した馬でした。
(クランチャーは菊花賞時極悪馬場、トーセンラーはセントライト記念時3番人気)
他にも条件戦から好走する馬も他のG1より多いのは注目すべき点です。

③脚質
過去10年で4角10番手以下から馬券に絡んだのは5頭。
いずれも2.3着で勝ち切るには至ってません。
逆に逃げ馬は、1頭。意外かもしれませんが、3角の上り頂点から後ろから殺到されると厳しいのかもしれませんね。
注意点としては、当日の馬場です。
日曜日には内外フラットくらいまで持ち直した様にも見えましたが、ペースが早くなれば内回りでも外から差し馬が殺到する始末。
例年よりも開催初日から差しが決まりやすい馬場だけに、今年は後ろから届いちゃう。なんて事も。

有力馬 考察

コントレイル(福永祐一)

ディープインパクト×米国
母系はゴリゴリの米国血統で母も半兄、半姉もダートの短距離馬。
この馬も本質的には適正は中距離以下と見る。
今のタフな馬場で、もしタフな流れになったら。。。
それでも能力でねじ伏せてしまいそうなこの世代では段違いの能力を見せているのも確か。
あとは、適正面でその差を埋めれる馬が居るかどうか。。。

ヴェルトライゼンデ(池添謙一)

半兄に去年の菊花賞馬ワールドプレミア。
そして、前走コントレイルとは0.3差。
この辺りが人気の理由かなと。
しかし、半兄ワールドプレミアとは違い、ステイゴールド由来のピッチの効いた機動力が持ち味。
前走の神戸新聞杯では、外に出すのに手間取り4角では最後方まで下げるロス。そこから一気に加速。この辺りが半兄とは違うところですかね。
もっというと、下り坂で加速して長くいい脚を使うと言うのには少し不安が。母系を見るとスタミナはあるので、そこでこなしてくれるかどうか。と言うところではないでしょうか。
それとこの馬前走骨折明けと言う所も考慮した方がいいですね。骨折明けで100%出すのか?ある程度試走も込みで、それでもどこまで出来るのか?
陣営の思惑も汲み取ろうとすると、上積みを自然とありそうです。

バビット(内田博幸)

前走セントライト記念をサトノフラッグ、ガロアクリークを抑えて1着。
サトノフラッグが捕えそうな所をもうひと伸びと強い内容でした。
血統的には疑問がありますが、逃げてナカヤマフェスタのタフさが生きているという感じです。
ただ、逃げ馬の馬券圏内は10年で1頭。
前走のパフォーマンスを見る限り強いことはわかりますが、舞台も中山外回りから京都外回り。
小回りコース中心で、新潟外回りでも勝ってますが、逃げて上がり最速のスローペース。
舞台変わりでどう出るか。わからない以上人気では買いにくい。

サトノフラッグ(戸崎圭太)

血統的にはディープインパクト×米国だが、アルゼンチンの牝馬で、同じアルゼンチンの子だとたしかサトノダイヤモンドがいる。
近親にドバイで活躍した馬など、スタミナが豊富。
日本ではマイルから中距離だが、この馬はまくってこれる脚と重馬場をこなすタフさがあるので、もしかしたらタフな菊花賞になれば面白いのかもしれないと思ってます。

穴馬 考察

ヴァルコス(三浦皇成)
父ノヴェリストに母父ダンスインザダーク
欧州血統のノヴェリストにダンスインザダークとこの先も長めの距離を走ってそうな血統。
ダンスインザダーク自身もその産駒も菊花賞を制している事から期待したい1頭。

サトノインプレッサ(坂井琉星)
前走何故毎日王冠だったのか?
母もマイルで活躍した馬でしたが、この馬を見てると現状は距離短縮よりも距離延長の方が向いていて、直線の長いところでロングスパートの方が向いてる様な気が。
なので、将来的にどうなるかは別として、現状前走からの舞台変わりは大いにプラスに働くと思っています。

レクセランス(松山弘平)
ディープインパクト×欧州血統
前走はスタート出遅れ。
血統的にタフな流れになれば来そうな血統で、G1ではいいところなしですが、クラシックでは唯一活躍できそうな場面。

まとめ

バビット、ディープボンド、キメラヴェリテが揃った時の事を考えるとある程度締まったレースになりそうですね。

◎コントレイル
○サトノフラッグ
▲ヴェルトライゼンデ
△なし
穴ヴァルコス、サトノインプレッサ、レクセランス

現段階では、逃げ馬揃い、タフな流れ、タフな馬場を想定しています。
上位3頭とは差があると思い、連下は該当なし。
穴として3頭抑える形にしました。

それでは良い、菊花賞ウィークを。