ダイバーシティ時代のリーダー像

News pics からのまとめと考察



ジェンダーギャップの現実

日本のジェンダー・ギャップ指数は153カ国中121位
世界経済フォーラム2019年12月「グローバル・ジェンダー・ギャップ(世界男女格差)レポート2020」
政府は「2020年度までに指導的地位に女性が占める割合を30%にする」としていた目標を先送り

ジェンダーギャップにおける日本の対応は経済、政治面で世界に追いつけていない。

この理由を「ホモソーシャル社会」と提言する人もいる。ホモソーシャルとは、友情や師弟関係で起こり得る、「やって当たり前」に乗っかって、やりたくもないことをする同調社会のようなもの。

例えば、見かけ上で、部下のいない"管理職"を作り、数字をあげようとしている企業。それは社会が「そういう雰囲気」だからしている。

そういった例も少なくない。

変化するリーダー像

ビジネスモデルによって求められるリーダー像が大きく変わる

「これを売るしかない!売ってこい!」
→軍曹のような上司

スタートアップなど、メンバー一人ひとりの知的アイデアが必要
→ファシリテートできる上司

昨今では個々のアイデアを最大化するビジネスモデルの方が利益を生みやすいため、多くの組織は後者にシフトしている。

女性リーダーを増やすために

・「私もわからないけど、一緒にやろう」と言えるリーダーへの、雰囲気の排除。
 女性がリーダーに就任して、未経験な事態に遭遇した際、男性同士で「ほら見ろ」といった空気を醸成することは排除する。

・メディアを通し、価値観のアップグレード
 森会長の発言が問題が15万筆の署名として集められたように、「こっちのほうがいい」は若い世代からも作っていける。

・ジェンダーに限らずマイノリティを作らない
 個々のやりたいことを実現しやすくすることが大切。リーダーより先に可能性を持つ人材の確保が企業側でも取り組むべき。

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