計画された偶発性理論

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したもので、この理論の要点は以下のことをさしています。
・個人のキャリアの8割は予想しない偶然によって決定される
・その偶然の中でベストを尽くすことでより良いキャリアが形成される
・VUCAの時代にキャリアを計画通りに進むことは非現実的である

これは市場価値を高めると言う考えのアンチテーゼとも言える考え方なのではないかと解釈しています。市場価値を高めるとは、決められた市場の中での競争、つまりはレッドオーシャンでの血みどろの争いになるわけです。

この理論ではキャリアはロジックによって形成されるのではなくベストを尽くすことで周りと関わり交流を深めていく中で偶発的に生まれるある種アートな様なものなのだと私は解釈しています。
まずは自分が決めた道で瞬間風速を最大にして取り組んでいく。その中で交流していく人との関わりを大事にすることで、開かれていくものだと信じて突き進んでいくのがブルーオーシャンで勝つための最善な選択と言えるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?