斎藤広達著『入社10年分の思考スキルが3時間で学べる』を読んで

今回は斎藤広達さんが書かれた『入社10年分の思考スキルが3時間で学べる』の中からぜひ大事にしたい考えをピックアップして紹介していきます。
RBV
RBV(ResourceBasedView:リソース・ベースド・ビュー)は、自分の強みを使って勝てる戦略を組み立てる、という考え方だ。野球に例えると、腕力のある選手は長距離ヒッターを目指し、足の速い選手は盗塁でかき回すということになる

斎藤 広達. 入社10年分の思考スキルが3時間で学べる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.632-634). Kindle 版.

3つの視点で会社の持つリソース(経営資源)をリストアップする
重要なのはキーリソース(成功のカギとなる経営資源)を見極めることだ。

有形資産 工場や商品など
無形資産 商標権やブランド
ケイパビリティー(能力)自社の競争優位性

例にもある様に、個人でも持っている資源によってRBVを用いて戦略を立てることが可能であると思う。
例えば以下の様に考えられる。

現在:起業して間もないがそろそろ採用にチャレンジしたい

有形資産:筋肉隆々で清潔感のあるフレッシュな男性
無形資産:高学歴でベンチャー企業での事業開発実績有
ケイパビリティ:大きなビジョンを持ち、高いコミュニケーション能力と思考力有

<戦略> 
無形資産は他の起業家とはあまり差別化ができないが、コミュニケーション力や体つきやフレッシュなイメージでは他と差別化できる。
→採用ページに自分の写真を上手く使い、採用者との密なコミュニケーションにより採用力強化を図る

以上の例は少し強引かつ精度も粗い戦略になってしまっているが、重要なのは、どこの領域で他との差別化を図るかという考え方である。

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